レイトショーを見てきました。
テアトル新宿で公開中の
『ポエトリーエンジェル』


詩のボクシング、という実際に行われている競技を通して主人公たちが自分と向き合う姿を描いた物語です。
シュールな場面やセリフの連続に声を出して笑い、クライマックスではぽろっと涙がこぼれました。

そもそも皆さん、
「詩のボクシング」ってご存じでしたか?
(私は映画を見て知りましたよ)
ボクシングに見立てたステージで自作の詩を朗読し合い、どちらが聞き手の心に届いたかを判定する格闘技で、20年の歴史があるそうです。

表現することの難しさや歯がゆさ、それでも伝わった時の達成感や喜びはとても共感できる作品でした。

今、アナウンススクールの講師をしていて、
やはり発声や発音を鍛える時間を多くとっているんですけれども、
「伝える」「伝わる」というのは
また違った軸があるんだと感じることは多いです。
「表現」というだけでもないような、もっと人間性が滲み出るような、本気の何か。

泣きながら嗚咽混じりにしゃべっても伝わる時はあるし、
綺麗に話せてもいまいち伝わらないことはあります。

なんだか就活の面接を思い出しましたよ。笑



映画公開後にトークショーもありました!

右から、飯塚俊光監督、俳優の中村優一さん、司会の松崎まことさん。

飯塚監督は以前ワークショップでお世話になったことがあり、
実際にこの「詩のボクシング」のようなことをやってみたんですけれども、朗読は奥が深いですね。役者さんはさすがです!
刺激を受けました。

仮面ライダー電王に出演している中村さんは、小顔でかわいい!
自分の言葉で熱心にお話される姿が素敵で
楽しいトークショーでした。
(今回映画には出演されていません)

映画はまだまだテアトル新宿で上映中なので
興味がある方は是非。