sadly sweets by Mayumi HARA | Ripple Joe ~日常に、言葉の波紋を。

sadly sweets by Mayumi HARA


こちらで担当させてもらった、
Ripple JoeによるAS2フードは現在写真整理中。
(意外とブレが生じていて反省中、良いとこどり予定)



一旦、頂きものの、
悲しげで、つまむと涙の味がしそうなお菓子が
好みのかたちをしていたのでその記事挟みます。




Ripple Joe ~Kyoto Food Catering-sadly sweet






西加茂より≒西より来たる山椒の葉の琥珀です。
まるで悲しいを綺麗な形に成形し直したみたいな風貌、
着物を着て、こういう振る舞いになると一段上がれる気がするね。








お茶の世界を知ってる人は、
お菓子の世界と隣り合わせなのね。

いいな。



ある朝、なぜかすごく悲しい気持ちが沸き起こって、
このお菓子を見たら涙みたいに綺麗だと思いました。
ある本で、悲しい気持ちは人生上の否定的なものではなくて、
来るべきある時に悲しがってる人の気持ちが分かるように、
人は時々そうなる設定になってるんだと語っていました。

それってとても優れた機能だと思える。
悲しさを知らない人なんて、愛がないわ。





近頃、お腹の中に異性が宿ってるのが成長してきて
私の中の男性的要素と融合して不思議な気持ちになります。

どうやら顔も変わるらしいけど、いかがですか?

大げさながら、自分史的に本当に未知なる世界に踏み入れた気持ちと、
どうということのない気もする気持ちと、
でもやっぱりやってみたいことが増える気持ちと、
無理しちゃだめの具合が良く分からない気持ちと
(多分人に出来るだけ迷惑かけるなという範囲だと落ち着いた)、
なんか色々混ざって良い味になれば良いのにと願ってます。


人は出会いで成長するんだと、心から思える嵐の日。
嵐も豪雨と暴風の出会いから。
または小さな滴と小さな渦巻きの出会いから。




私も小さな滴だけど、
時々水たまりに融合して遠い明日を見て光ってる。


by Mayumi HARA