私が抗がん剤治療中に嫌だったこと…
先日10月10日はJCHO大阪病院内で
少し前に抗がん剤治療が終わられたお母様に
外出した時に知り合いに会い
抗がん剤治療の副作用には脱毛があります。
何となく病気で外観が変わったのか
抗がん剤治療している事を言っていない人に
ジーっと顔を見られる事でした。
乳がんになった事は周りの人
全てには言えませんでした。
家族や友人、仲の良いマンションの人など
やはり限られた私が心許せる人達だけにしか
乳がんになった事は伝えませんでした。
先日10月10日はJCHO大阪病院内で
毎月開催させていただいてる
「がん患者さんのおしゃべりサロン」の日
この日も13時開始時間と共に
はじめましての方、以前にも来て頂いた方と
沢山の方に来ていただきました。
少し前に抗がん剤治療が終わられたお母様に
お嬢様が付き添って来てくださったり
乳がん以外の他のがんの方も…
がん体験者ばかりだから
抗がん剤治療で脱毛してウィッグや帽子でも
気にしなくてもよいのです。
けど病院から一歩外に出ると違います。
外出した時に知り合いに会い
ジーっと顔をみて
「なんか前と感じが違う？」
「前とヘアスタイルが違う？」と聞かれると
「乳がんになり抗がん剤治療している事を
話していないので逃げる様に帰ってしまう」
とお二人の会話
わかります！
私も以前、抗がん剤治療中に
乳がんになった事を言っていない人に
ウィッグをかぶっていてジーっと見られた時
逃げる様にその場を去った経験があります。
抗がん剤治療の副作用には脱毛があります。
髪だけでなく眉やまつ毛も脱毛する場合も。
そして顔のむくみやくすみが出る事も…
(使用する抗がん剤により副作用は違います)
そうすると外観の変化があります。
何となく病気で外観が変わったのか
元気な人が単にイメチェンしたかは
わかるかな〜と思います。
中には本当に気になったり心配して下さる方も
いらっしゃるのですが…
外観の変化に何よりご本人が戸惑っているのです。
もしお友達、知り合いとバッタリ会い
「あれ？明らかにいつもと違う？」って思った時は
ジーっとみないで、そっとしてあげて下さいね
そしてお友達や知り合いが
「実は私、がんになってね…」と打ち明けて
こられた時には温かく見守ってあげてね
この日の病院の会議室からの夕陽
とっても綺麗でした。
がん患者さんのキレイとイキイキをお手伝い
がん患者生活コーディネーター
長内(おさない)真弓
