先日、ある患者さんに
約10年くらい現在の活動をしてると話すと
「何で、がん体験者のおしゃべりサロン
やってるの?何で続けれるの?」と
素直に聞かれました。
「私が乳がんになった時には情報が
少なくて困ったから。
必要な情報を少しでも届けたいから」
とお答えしました。
そして決して誰かの為だけでなく
私自身のためでもあるからです。
色々なお話しをさせていただき笑顔で
「ありがとう。また来させてください」と
言っていただける。最高に嬉しいから。
がん患者生活コーディネーター
長内(おさない)真弓です。
私の人生で全く予想もしていなかった
乳がんになり、その上
抗がん剤治療をうけ髪や眉、まつげなど
全身脱毛したのは2004年
「がん」というだけで気は動転し
手術して終わりでなく抗がん剤治療や
その他の治療が休む間なく押し寄せてくる。
手術したらどうなる?
髪が抜けるってどうなるの?
カツラは何処で買うの?
再発はしない?
乳がんになって下着は?
疑問がたくさん
精神的にもガクっと落ち込む
そこから色々、勉強して
現在、関西の数カ所の病院や
患者会に伺ってます。
学んだ事を私の知る範囲でお伝えし
安心して手術や治療に臨んでもらえる。
私まで幸せのお裾分けをいただける
現在までに述べ、もう1500人くらいの
がん患者さんとお会いしてきたかな。
私が乳がんになってなかったら
人生の中でここまで沢山の方との出会いはなかった
続けてこれなかった。
同じ乳がん患者になり手伝ってくれる仲間。
私以上にしっかりカツラの事
下着の事なども説明もしてくれる。
私一人では本当に決してできなかった。
今や、がん=死ではないけれど
がんと宣告されるとまだまだ死を考えずにいれない
ご相談に来られて、ずっと泣いておられる方も
いらっしゃいます。
しかし、何回か「がん体験者のおしゃべりサロン」
に来ていただいて以前の自分を取り戻し
笑顔で帰って行かれる後ろ姿を見る
その瞬間を見れる事が私の幸せ
「ありがとう」と言って貰えるのが最高の喜び
だから私は「がん体験者のおしゃべりサロン」を
続けていけます♡