視線を感じて振り向くと
確実にむったと目が合う

いつから見てたん?
ずっと?

あー可愛くてたまんないラブラブ


確実に悪いことを企んでいるむったも

可愛いくてたまらんのよ爆笑




私の唯一の海外旅行は

30年前に行った新婚旅行のみ


どこに行くか聞かれて

今だったら


ハワイ島で火山見学

ニュージーランドで星空観測

カナダで滝見学

アイスランドでオーロラ観測


と、行きたいところがいくつか浮かびますが


あの頃の私は


「スイスに行きたい!ハイジの世界に」

と即答でした。


子どもの頃からハイジが好きで


今までに再放送を何度も見ています


ただ、ハイジのフランクフルトでの生活は

見ていて可哀想すぎて


いつもフランクフルトに行く前の放送回からは見ないで


そろそろおじいさんのところに帰ってきたかな?

と思うあたりから放送を見ては


「あっ、まだだった」

「ハイジが幽霊騒動を起こしてるから次くらいだな」と確認して


スイスに帰ってきてから再び放送を見る、、、


と言う視聴を繰り返していました。


そんな話しを友達にしたら


「私もハイジ好きやからDVD持ってるで、貸したるわ」と。


これで、一か八かのタイミングで見るのではなく


ちゃんとタイトルを確認してみることができる!


と早速1話から見ています。


もうこのタイトルで感動泣き笑い



ヨーゼフのイケメンぶりに悶える私不安



何度も再放送見ていたのに


1話1話を丁寧に見ていると

何だか今までにない感情が生まれます。


これって今まではただただ見逃していたのか


見てたけど、

歳を重ねて気づけた部分があったのか


毎話毎話終わるたびに今までと違った気持ちになります。



例えば「吹雪の日に」の回


狩猟をするために山を登ってきた人


「2時間もすると吹雪になるから山を降りた方がいい」と言うおじいさんの忠告を無視して山を登り

結局遭難する回


ハイジがずっと、その2人の事を気にかけて

不安になる姿を見かねたおじいさんがヨーゼフと共に救助に向かう


一晩かけて2人を救助し

朝に戻ってきた時、ハイジが

「おじいさん!」と駆け寄る



私の記憶ではすごく嫌な回で


おじいさんは2人を助けたいなんて微塵も思ってないのに、ハイジが変に心配するから

おじいさんをあんな大変な目に合わせて、、

ほんまにおじいさんが可哀想やわ


と言う記憶


でも今回見て思ったのは


ただただ、ハイジのことが大好きで

ハイジのためなら俺のできることはやってあげたい

と言うおじいさんの愛


2人を助けられたと言う満足感ではなく

ハイジが喜んでくれたと言う無償の愛


この回、めっちゃ感動やん!って笑

何でちゃんと見てなかったん?って





日帰りでフランクフルトに行って

ペーターのお婆さんのために白パンを持って帰ろうと嘘をつかれマイエンフェルトの街に向かうハイジ


今まではフランクフルトに行ってからの日々が

可哀想すぎて見れないと思っていたのに


実はフランクフルトに向かうこの日こそが

1番可哀想なんだと気づいた




ハイジは山を降りないと信じていたおじいさんの絶望感はもちろん


ペーターやペーターのお婆さんの悲しみ


連れて行かれるハイジはもちろん可哀想だけど


残された者たちの悲しみを思うと涙が止まりませんでした。



さあ

次回からはフランクフルトでの生活です


今までは見なかった部分でしたが


今の私ならどう思うんだろう


ただただ可哀想と目を背けるのではなく

ちゃんと感じようと決めました


55歳の今だから感じる物語に気付けたらいいなぁひらめき




ヨーゼフが出てきたら僕を抱きしめるのやめてね

                byむった