ミラノまでの駅、窓口で並び続けイライラし通し


どうしたら今晩中に帰れるか他の時間や電車の組み合わせを考え調べ


バッテリーが切れる前に必死でメモをし


眠るチビ達を支え自分も、帰れないならホテルを探さねば、とハラハラしていたら


なんと、ユーレイルに日付を書くのを忘れていました。。


イタリアの電車は一度買うと払い戻しなし


変更の手数料も高い


ギリギリまで買ってはいけない、と聞いていたので(実際乗る前にキャンセルになってたし)


今日は乗れるのか乗れないのか、途中駅までしか行けないなら使わない方がいいの?と迷ってダッシュで飛び乗り


書き忘れたままチビ達を床に座らせそのまま。。


車掌が来て書き込もうとしたら腕を掴まれ止められ、キセルだからと罰金適用


結構な勢いで怒鳴られもうあたふた


いきなりの電車キャンセルで変更に走り回りギリギリで乗り込んで書き忘れていた、と私も何度も主張しましたが


とにかくルールに違反しているのは事実


日付が書いてなければ無効だ!となり車掌室に来いとパスポート没収


心配そうなチビ達を置いて車掌室へ


私もどうしよう、もうやだ、チケットあるのに床に座っている上に罰金とか


キャンセルで時間も大幅にズレていて疲労も余計に溜まる


今からもまだ3時間半床にチビ達と、眠くなるので抱っこでいなければと思うだけで目眩がするのに


罰金て。。それも600ユーロとか


イタリア、2度と来ない、こんな国最悪


情けないのと悔しいのとチビ達にもこんな思いさせてるのと涙が出て来ました


車掌室に行くと紙に書いて金額を渡されました


こんなのなんで私が払わないといけないの、とまたうるうる来ていたら


本当ならこれだから、内緒だよとパスポートを返されました


見逃してくれたそうです


もう安堵感で体中の力が抜けました


子供達三人がとても真剣な顔で待っていました


一応何事もなく終わったよと伝え、お利口にしててくれて有難う、床に座らせてごめんね


と言って抱きしめ笑顔になりました


また今から乗り換え時間少ないから走ってねとお願いすると 


うん!頑張る!ママのために走る!と言ってくれて


愛しさいっぱい


本当にたくさん歩いて走ってくれてます


そして満員電車に飛び乗ろうとした矢先、ふと見つけたチューリヒ行きのスイス国鉄


イタリアの新幹線ではなくスイス国鉄


スイス国鉄は基本予約がいらない規約でおまけに車両も空いているんです


イタリア新幹線より高いから??


一か八かそちらに飛び乗りました、2分後に出発


車掌さんに聞きに行かせたら、空いてる席があるとのことでそこを予約


予約料は一人21ユーロでしたが座れたのが夢のよう!


本当に有難くてイタリアは嫌で堪らなくなりましたがスイスは大好きになりました


トイレも水が流れる!普通に自動です!これにこんなに感激するなんて!


イタリア側の車掌さんから予約料を払いチケットを買いましたが


スイス側の車掌さんはチケットだけて席の確認はしないなで、やはり予約料はイタリアだけなんですね


そして何故イタリアの窓口ではこの電車について教えてくれなかったのか、全て満席と言われたのか


どんなシステムなのか聞いたのですが車掌さんも分からないと


電車はキャンセル、窓口は込み込み、満席で立つしかないと言われた


でもこの電車はミラノ発でガラガラ、何故ミラノの駅で買えないのかと経緯を含め説明し聞きましたが


僕もイタリアのシステムはわからない


でもとにかくこれからはもうそんな最悪の体験はないよ、と言われました


3時間半床の悪夢から解き放たれ快適な一等座席の旅

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やっと一息です


でも偶然、プラットホームでこの電車に気づかずイタリア新幹線に乗っていたらどうなっていたか。。


恐ろしいです、とにかく運とタイミングに感謝してます


それにしても怒涛の体験でした


多分2度とイタリアには行かない


夫は再来年とか今度はゆっくり二人で、と計画していましたがもう私は嫌


ベネチアに大感激でイタリア大好き!と連呼していた娘も


大嫌いになった、もう行きたくない、酷すぎる、と言っています


日本のようなあり得ないくらいにサービスに富んだシスティマティックな国で生まれ育つと中々これは厳しいですね


衛生的にも日本は素晴らしいです


さて、無事に日にちが変わるギリギリにスイスの滞在先に帰宅できました


帰国までは落ち着いて過ごしたいです