10月18日(水)晴れ晴れ

 

あしコースタイム(ヤマプラより)

太郎平小屋(2330m)⇔黒部五郎岳(2840m)⇒折立(1350m)

Total:12時間35分 22.9㌔

 

 

メモお散歩日記

北ノ股岳から見るご来光

 

太郎平小屋 営業最終日に宿泊して

1日目は薬師岳 2日目は黒部五郎岳へ登って来たよ

2023年10月17日 雪を踏みしめ絶景の薬師岳へ

 (アクセス情報などあり)

 

今日は超ロングコースなので朝4時出発

太郎平小屋の食堂には2つコタツがあって

朝早く起きてコタツでゴハン食べていたら

あまりに居心地良すぎて

もう行くのやめようかって気持ちになってしまった

危ない危ない……

木道に霜が降りていて滑るかなって思ったけど

思っていたより滑らなくて普通に歩けた

ヘッドライトを消して空を見上げると満点の星空

久しぶりに流れ星を見た

 

ヤマプラ(ヤマレコのPCサイト)で検索すると

コースタイム12時間半なんだね……

今検索したら、ね
ヤマレコアプリだと11時間半くらいで表示されていたので

そのつもりで朝4時出発だったんだけど

全然12時間半でも折立に着かなかった……

 

 

北ノ股岳山頂にいた雷鳥さんズ

 

全部で7羽いてのんびりごはん中だったよ

写真には4羽映っている

写真だと雪や岩なんかに同化してわかりにくい

ちゃんと羽の色に意味があるんだなってわかるよね

動画だとしっかり映っているので

良かったら見てね

 

 

左から 黒部五郎岳/笠ヶ岳/乗鞍岳/御嶽山

 

前にもどこかで書いたかな?

「〇〇山」と書いて「さん」と読むのは神様が住んでいる山だから

富士山とか御嶽山や白山がそう

 

太郎平小屋から少し先の薬師沢方面への分岐点に

黒部五郎岳まで9.5㌔って書いてあって

遠すぎる!って思って北ノ股岳でのんびりコースも考えていたけど

夜明けはまだ寒い

この日は雪山用のジャケットを持っていたので

着ていたけれど 動かなければやっぱり寒い

とりあえず行けるところまでと歩き出す

 

 

歩いても歩いても着かないのはナゼ……?

 

薬師岳の疲れも残っていたんだと思うんだけど

ペース上がらなくて

コースタイムと同じくらいかかってやっと赤木岳

 

 

中俣乗越

 

ココがコース上の最低鞍部

黒部五郎岳までは約400mの登り

標識の文字はカワイイのにカワイくない場所

 

 

近づかなさすぎ……

 

雪は標高2500mより上くらいかな?積もっていて

赤木岳周辺の岩場に中途半端に雪がのっていたり

ハイマツの間の急斜面が凍っているかと思ったら

場所によっては溶けてドロドロだったりして

かなりコンディションは悪い

もうちょっと積もってくれたほうが

歩きやすいと思う

 

 

黒部五郎岳が光っている!!

 

もう赤木岳あたりで疲労困憊で

黒部五郎岳は諦めようと思いつつ

歩いてきてしまった

 

前日に歩いたと思われる1名分のトレースが往復していて

少し沈んで歩いているので陽の高い時間に歩いたんだと思うんだけど

クッキリ残っていたので ルーファイの手間がなくて

ありがたかった

 

登るにつれて全体が雪で覆われた登山道になってきたので

チェンスパ履いて山頂へ

翌週登った針ノ木岳みたいな急斜面のトラバースがないので

ココは比較的登りやすいと思う

もちろんもっと雪が増えたらアイゼン&ピッケルは必要だけど

今回は持参したアイゼン&ピッケルは使わずお荷物に

 

 

やっと……やっと……

 

 

黒部五郎岳山頂

 

今年2回目の黒部五郎岳

言うまでもなく最高……♡

小屋の営業していない時期には来ることはないから

私が見られる一番最後の雪景色

 

 

槍穂高連峰

 

槍ヶ岳の左下に双六岳

向こうと迷ったけれど

双六小屋の方が宿泊料金が高かったのと

7月に歩いたのとで

今回は太郎平小屋をセレクト

 

こうしてみると

大キレットから北穂高岳への登りって結構キツイよね

槍ヶ岳から北穂高岳へ歩くと私は歩いた時は南下した

最後にあの登りがあるってことになるんだね

さらに穂高岳まで行くとなると

涸沢岳の登りもあるからね……

もう一回くらい歩いてもいいかなと思うけど

今度は北上かな?

 

 

左手のなだらかなピークが三俣蓮華岳

右手の小さなピークが双六岳

 

7月には三俣山荘からトラバースしてココまで来たよ

写真中央左手あたりに黒部五郎小舎が映って……る?

どこから歩いてきても遠いけれど

黒部五郎岳は良いよね♪

 

 

奥の稜線 一番高いのが水晶岳 右手に向かってワリモ岳と鷲羽岳

ひとつ手前の稜線 高いところが祖父岳 左手下に向かって雲の平

眼下に黒部五郎カール

 

左手にうっすらと登山道らしきジグザグの線が見える

まだこの時期はあちらのほうが歩きやすい

 

 

黒部五郎岳の稜線コース

 

7月に歩いた時はチングルマのお花畑だった場所

厳冬期はコチラのコースを歩いたほうが良いそう

まぁ 来ることはないけど

この日歩いたら全身ずぶぬれになったんじゃないかな 雪で

 

 

北側 手前に薬師岳 ひとつ奥に剱岳/立山 さらに奥は後立山連峰

 

 

南側 笠ヶ岳/乗鞍岳/御嶽山

 

 

抜戸岳 右手に南アルプス 多分左手奥に八ヶ岳

ココからはやっぱり富士山は見えないのかな?

 

山頂で1時間は休憩したい人なんだけど

この日は折立まで降りなくてはならないので

もう一日太郎平小屋が営業していればなぁ……

ネットに20日までって書いてあったけど 今年は17日の宿泊が最後

あまりのんびりもできなくて

軽く食事をして下山開始

 

 

黒部五郎岳から太郎平小屋まではアップダウンの道なので

あまりコースタイム縮まらず

ってゆーか 遠っ……

「まだ着かない」を何回口にしたことか

 

 

朝は暗闇で通り過ぎた美しい池塘と 奥に薬師岳

 

 

太郎平小屋まで戻って来たー!!

太郎平小屋の水は小屋の左手下に映っている池塘からかな?

 

確か小屋に戻って来たのは15時頃だった……

いやいや予定では折立着いてる時間なのよ(-_-;)

いつも休憩を含めて ヤマレコアプリ(×1)の時間だから

今回もそのつもりで歩いて来たら とんでもなかった~

そして足は死んでたよ……

人生で一番歩いた日なんじゃないかな……

 

小屋の方々が慌ただしく小屋閉め作業中

ほぼほぼ登山者のいない小屋前を通り過ぎる

同室だった女性お二人いたんだけど 無事下山できたかな……

私降りる頃にはかなり暗くなってしまったけど

ヘッドライト下山は良いとしても

亀谷ゲートを通行できる時間に降りないと閉じ込められちゃうからね……

 

 

下山の道すがら 奥大日岳が見える

 

写真では少しわかりにくくなっているけど

紅葉がとてもキレイで まさに三段紅葉だったよ

前日朝もヘッドライトでスタートしたので

折立周辺の様子がわからなかったんだけど

降りるにしたがって 美しい紅葉の景色が広がっていた

 

前から一度小屋閉めの時期に合わせて

歩きたいと思っていた北アルプス

今回念願かなってようやく歩くことができたよ

ただ 雪が少なすぎたのが予定外だったけれど……

 

まだまだ松本周辺からアルプスへ向かう林道は

通行できる箇所もあるので

もう少し雪のアルプスを楽しもう~

暖冬なんて言わないで雪降って~❆

 

 

クローバー冠雪の黒部五郎岳へ 山頂からは雪をまとった北アルプスの絶景クローバー

北ノ股岳山頂の雷鳥さんたちがかわいらしくて

雷鳥動画たっぷり入っています

興味の無い方は早送りで……

なかなかこの時期の黒部五郎岳には登らないと思うので

山頂からの絶景をお楽しみ下さい(^^)/