9月13日 晴れ晴れ のち 曇りくもり のち 雨雨


白馬大池山荘のテント場の夜は・・・寒かった~

夜中 寒くて目が覚めて スントの腕時計の気温を見たら -3.7℃!

気持ち低めに表示されている印象があるから もうちょっとあったかもだけど

荷物を準備しているときに出しておいたダウンパンツを

持ってこなかったことを 本当に後悔した

しかも着替えを1セット持っていたのだけど

普通の薄手のズボンだったので 重ね履きもできず・・・

せめてタイツでも持っていくんだった~


前日 始発の新幹線に乗車するために

5時少し前には起きたから 寝不足だったので

寒い・寒い・・・と思いながら また眠っちゃった


目覚ましは午前3時

寒くて眠れなかったら 白馬鑓温泉に行こうと思っていたんだけれど

温泉が湧いているトコロは 地面も温かい♪

寒かったわりに眠かったせいか 熟眠感あって元気だったので

もう一泊頑張ってみようと 白馬岳を目指すことに決定!


と 思ってテント撤収しようとしたら 夜に降った雨が氷になって

テントにびっしり着いていた

こすってもはがれないし やっぱり下山しよーか・・・(涙)




まだ暗いうちに ヘッドライトをつけて登り始め 白馬大池を振り返る



とても寒くて ダウンを着たまま登って行く

途中 登りでカラダが温まったので ダウンを脱ごうと思ってザックを下ろしたら・・・




右のショルダー部分が ちぎれてた・・・!!

えっえっ まだ縦走2日目なんですけどっ!!


購入してから約6年 北アルプスも南アルプスも

テント泊で歩くときはいつも一緒だった

ところどころボロボロになってしまっていたけど

とっても愛着のあるザックだったのに・・・

この縦走を乗り切れるんだろうか?

途中 ブチッって切れたらアウトだよね・・・?

不帰キレットで切れたら

キレットなだけに?・・・ダジャレ?そうじゃなくって~

危険すぎない?

この後 ザックを下ろすとき・担ぐとき 異常に慎重になったよ~




雷鳥坂を登り終えて 稜線にあがる

もうすぐたくさんの山並みが見えると思うと とっても楽しみ!




船越ノ頭




小蓮華山へと続く稜線


今年の夏は もう歩けないと思っていたから

こんなきれいな空の下 歩けることがとっても嬉しい!!




遠く 鹿島槍ヶ岳の双耳峰まで見える

この景色を見ていた時は 本当に向こうまで歩いて行くとは思わなかった・・・

右手奥には 槍ヶ岳のピンッととんがった三角が見える~♪



白馬大雪渓もクッキリ!

今日はきっとアリさんの行列みたいに たくさんの人が登ってくるんだろうなぁ・・・




足もとは 草紅葉が始まってる


何度見ても見飽きない 最高の景色を見ながら

気持ち良い稜線歩きを楽しんでいると ほどなく小蓮華山へ到着




小蓮華山


写真からは伝わらないと思うけれど

日差しはあるけれど 風も吹いていて 気温も低いから寒い

休憩しようと荷を下ろして テルモスにつくった紅茶を飲んで一息ついて

早々に出発




トウヤクリンドウが満開

あれ? このお花って見るときはいつも蕾閉じてるけど 開くのかな?




三国境 (新潟・富山・長野の県境)




雪倉岳・朝日岳と続く稜線

初めて北アルプスでテント泊縦走をしたときに歩いた道

懐かしい!!




三国境から見る 白馬岳へ向かう道

見えているピークからさらに先へ歩くと 白馬岳山頂へと届く




ホソバツメクサ

このあたりにたくさん咲いていた




稜線の先に 白馬岳山頂が見えた-!!




白馬岳 山頂(2932㍍)


4度目の白馬岳登頂♪

ちなみに 過去3回の日記もあるよ

1回目:2008年8月2~4日 白馬・雪倉・朝日 縦走

2回目:2013年6月23日 猿倉から白馬岳日帰り

3回目:2013年9月28・29日 栂池⇒白馬岳⇒白馬鑓温泉⇒猿倉


まだ時間が早めだったこともあって さほど混雑していない

この最高のお天気で 360度の景色が見えたよ!




剱岳


とんがった勇ましい姿が この山旅の間 毎日見えたよ

どこから見てもすぐにわかる 厳つい姿を見ると また行きたくなるな~♪




まだまだ先は長いことを知っているので 早々に出発


眼下に見える大きな建物は 白馬山荘

去年は 一泊二日で栂池⇒白馬岳⇒白馬鑓温泉⇒猿倉と歩いたけれど

今年は どこまで歩いて行けるかな?




猿倉から自転車を担ぎ上げてきた人 2人

クレイジー!!

反対へ降りるって言っていたので 栂池の方に降りるのかと思うんだけれど・・・

本当に いろんな楽しみ方があるんだなぁと 心から関心する

まるで苦行のように登って 一瞬で降りちゃいそうじゃない?もったいなさすぎる・・・



手前の黒い平たい山が杓子岳 奥のガスに包まれた丸いピークは白馬鑓ヶ岳




お花も終わって ぎっしりと種が実る




杓子岳への山頂へ続く道と 巻き道の分岐

先を歩いている人が2人ずついるのを見ると 大きさが伝わるかな?


去年歩いた時は気がつかなかったんだけれど

こんなにしっかりした分岐があったみたい




杓子岳山頂(2812㍍)

登ってもガスに包まれ展望ゼロで 巻けば良かったとちょっと後悔

去年歩いた時は ココから朝日を見たよ


杓子山頂から降りて また急な登りをつめていくと

白馬三山最後のピーク 白馬鑓ヶ岳山頂に到着する

コースタイム1時間になっているんだけれど

ココはばっちりそのくらいかかる




白馬鑓ヶ岳(2903㍍)


ここからの眺めは最高なのを知っているだけに

このガスに包まれた山頂は 本当に残念


去年は鑓温泉を通って下山したので 分岐までは歩いた事があったけれど

分岐から先 天狗岳・唐松岳へと向かう道は 初めて歩く道

バラバラに登頂していた 白馬・唐松・五竜・鹿島槍をつなぐ道

行けるところまで行ってみよう!!




分岐から登り返して 少し降りると天狗山荘が見える

写真に小さく写っているのが 天狗山荘

小さすぎて見えないね・・・

黒塗りで とっても渋い! カッコイイ!


コチラのテント場は テント700円+トイレ300円 の合計1000円/1名

お水は雪渓の雪解け水

喫茶スペースがそのまま自炊場として 利用OK




小屋の近くには チングルマの綿毛もたくさん♪


まだ時間が早かったこともあって テント場は好きな場所を選べたよ

夜になると 猿倉から一気に登って来た人も多くてテント場は満員になっていた


昨日も午後からガス⇒雨だったけれど

今日も午後からガス⇒雨

ヒンヤリ空気が冷たくて シュラフに入ってゴロゴロ



ほんの少しの時間 ガスがきれて白馬鑓ヶ岳の姿が見えたよ



何気なくauのiPhoneの電源いれたら まさかの3G通信!?

かんがえられないくらい サクサク動くの~

山の中でauがこんなに頑張ったこと 今まで無かったよ!!すごい!!


明日の不帰キレットについて調べたり

ナルゲンのボトルに熱湯大丈夫か調べたりしていたら

ナルゲンは熱湯OKなので お湯を沸かして湯たんぽにしてたら ポカポカ♪

あっという間に夜になっちゃった



夜は やっぱり寒くて何度か目が覚めたけれど

カラダはゆっくり休めたよ

明日は 一番心配な不帰キレット・・・

ドキドキ♡