6月30日 晴れ
花の百名山 朝日連峰を代表する花
うっすらと雪をかぶったような姿から ウスユキソウと名付けられ それにヒナ(小さい)を冠した
別名をミヤマウスユキソウという
大朝日小屋周辺に多く 連峰中央部の寒江山や以東岳北方のオツボ峰付近にも多い
エーデルワイスの仲間
アクセス
車 月山ICから 県道27号 真室川大江林道から 古寺川沿い林道を通り60分
バス 2013年は 7月20日~8月18日運行 2500円 朝日町HP
行き 左沢駅 13:00 ⇒ 朝日鉱泉 14:20
帰り 朝日鉱泉 7:40 ⇒ 左沢駅 8:50
14:30 ⇒ 15:50
コースタイム(花の百名山地図帳より)
古寺鉱泉(680㍍)⇔一服清水⇔古寺山⇔小朝日岳⇔大朝日小屋⇔大朝日岳(1870㍍)
Total:9時間30分
その他情報
・登山口駐車場には トイレあり
・古寺鉱泉 一泊二食7500円 日帰り湯500円
・この日は 一服清水は水量豊富 銀玉水は確認していないが出ていたらしい
・ヒメサユリは まだ咲き始め 来週以降が見頃
・大井沢温泉 湯ったり館 300円
・大朝日岳のバッジは 古寺鉱泉で購入 500円
お散歩日記
朝日連峰のヒメサユリを見たくて この時期に行こうと前から決めていたよ
週末 土日で避難小屋泊まりの縦走もしてみたかったけれど
土曜日の天気がイマイチだったので
土曜日は 距離の短い場所と思って 山形蔵王・月山に行って
日曜日は 朝日岳へ 古寺鉱泉からの日帰りピストンを決行
先週・今週とハードな山行続きだわ・・・
前日夜は こちらの朝陽館に宿泊したかったんだけれど
人数多いと相部屋と書かれていたので 相部屋か・・・と思って宿泊せず
早朝 向かった
古寺鉱泉 朝陽館
窓の向こう側に 森が見えているよね?
日帰り温泉もあるのだけれど この日の下山時は準備中になっていたなぁ
建物の左手に続く道が 大朝日岳へ向かう道
川沿いには 満開のオダマキのお花畑
最初からこんなにキレイなお花畑を見てしまうと ワクワクしちゃう♪
登山道は最初はかなりの急登で グングン標高を上げていく
途中 レンゲツツジが咲いていたので 写真を撮影して
平坦な道に出たところで 登山道の写真を一枚撮影しようとしたら
「メモリーカードの残容量ありません」の表示
あれ? そこまで撮影してないよ? と思ったんだけど
でも それならば最初の方の画像を削除すれば良いか~
と単純に考えて 素早くカメラの操作をしたら
カメラの操作よりも 表示の方が遅くて
「メモリーカードをフォーマットします」という表示が 一瞬出たと思ったら
フォーマットされてしまったんだよね
もう山の中で絶叫・・・
「何 どうして えええっ~!! 嘘でしょぉ~!!」
「戻って・・・ 戻って~(涙)」って思い
その場に立ち尽くしカメラを操作すること 10分くらい?
気が動転して カメラの調子が悪いのか
私の操作スピードが速かっただけなのか 落ち着いて考えられず
一応 予備カメラを持ってきていたけれど 車の中だから
取りに戻るなら今だけど・・・ などなど考える
もう 同じ時間のあの景色は 撮影することがこの先できないのに・・・
すごくガッカリして 落ち込み 気が動転したまま歩き出す
動揺しつつも チゴユリを撮影
周囲の景色も目に入らないまま すごくショック・・・と悲しくなりながら
気がつけば1時間もかからず 一服清水に到着
時々 雨が降ったり ガスに包まれたりして
しかも 下山みたいな速さで歩いていたので すごい汗
一服清水は 混じり気のない美味しいお水で ゴクゴクたくさんのんじゃった
すごく 汗をかいて歩いて来たから 冷たいお水で少しスッキリした
昨日の写真がないことを悲しんでも 写真は戻らないよね・・・
やっとそう思えて 気を取り直すことができた
帰って来てからSDカード復元をしたので 全部じゃ無いけど 写真UPできた!!
せっかくだから 大朝日岳を楽しまないと!!
ここまでの落ち込みは尋常じゃなかったよ~
一昨年ケガして手の腱鞘切れた時と同じくらいのショックだった
このお花 名前はわからないんだけど 小さな花びらが1枚ずつついていた
歩いているうちに 小雨が降りつつも 時々陽が射すと思っていたら
雲を抜けて 青空が広がっていた
小さく半月が見えるよ!
横を通って行く飛行機も 目ではクッキリ見えていた
ズダヤクシュの花
同じ種類の花の群生が かわるがわる現れる
見上げると ブナの巨木が空に向かって枝を伸ばしている
最初の雪渓は こんなに小さくて 来週には溶けていそうな感じ
古寺山への稜線への手前の登山道あたりのタムシバが
ちょうど満開で見頃
雪渓があると もれなく一緒に見ることができる ショウジョウバカマ
この子は特に べっぴんさんね!
雲海が広がってる
ミツバツツジのピンク色も 輝いて見えちゃう
青空ってスゴイ!
大きな雪渓と その向こうに広がる雲海 青空
今日 本当に来て良かったと思える一瞬の景色
山の季節が始まった♪
定番の イワカガミや 写真は葉だけだけど マイズルソウも満開
来た来た♪
大好きな稜線歩き~♪
思わず鼻歌を歌いたくなっちゃうよね
雪の残る時期の登山は 平ヶ岳くらいしか行ったことがなかったのだけれど
この緑と白のコントラストは 本当にステキ
やっと 長い冬が終わって 春の日差しに木々が芽吹く力強さが とても良いよね!
ミツバオウレン
すっくと 背を伸ばして咲いている姿が 元気の良い小学生みたい
ツバメオモトは久しぶりに会った気がする・・・
この場所でしか 見かけなかったよ
イワナシ
ショウジョウバカマと一緒で 雪解け後の 早めの時期に咲く花だと思うんだけど
早くも終わりつつある印象
今回 至る所で見ることができた 一番大きな群生は このマイズルソウ
場所によって 咲き始め~咲き終わりまで 全然違うよ
こんなにたくさんまとまって咲いているのは 珍しいよね
あなたに会うために 登って来たの
まだ咲き始めたばかりの ヒメサユリ
このあたりしか咲いていなかったら困ると思って 何枚も撮影したけれど
この先群生で見られるよ
キラキラ日差しを受けて ちゃんと太陽の方を見て咲いている
古寺山山頂
ここまででも 結構登りごたえのある印象
「古寺鉱泉から朝日岳のピストンは 地元の小学生でも登るルート」
って記載を どこかのHPで見た記憶があるけれど
大朝日岳までピストンって かなりスパルタ教育じゃない?
私が子供だったら 山キライになりそう・・・
写真左手に写っている山が 大朝日岳なら良いのだけれど
あれは小朝日岳ね
せっかく登ったけれど 少し下って 登り返す
途中 こんな大きな雪渓を歩く
ウラジロヨウラク
ハクサンチドリ
こんなに大きな株は 珍しい!!
なかなかの急登の登って やっとたどり着いた小朝日岳山頂
・・・コレでいいのか? 標識とか立てても壊れちゃうのかな?
少し休憩をしていると 避難小屋泊の人かな?
何人か登ってきたんだけれど 皆さん汗だくでかなりしんどそう
波みたいな雪渓
濃ゆいピンク色
サラサドウダン
大朝日岳方面は ガスがきれそうでなかなかきれない
小朝日岳から かなり下ってしまうので 登り返しはキツそう
ヒメサユリは まだまだ蕾も多い
私の持っていた地図には載っていなかった 小朝日岳を巻く道
大朝日岳方面から上がってくると 知らないとまき道に入っちゃうと思う
小朝日に登っている途中で すれ違っていないのに後ろから声がして
振り返ると 歩いていない雪渓から2人人が歩いてでてきたので
巻き道を通った人だと思う
なので巻けると思うけれど 雪渓から出てきたっていうのが気になって
帰りはやはり 安全に小朝日岳を登ろうと決める
小朝日岳と 大朝日岳の鞍部には まだまだ大きな雪渓が残っている
登り返して 稜線にでると この先は最高の ヒメサユリの道が続くよ
満開になったら お花畑の間を歩けるよ♪
銀玉水
矢印の先は うっすら踏み跡があるものの 笹が茂っている
一服清水でしっかり水を汲んで来たので 行かなかった
大朝日方面に目をうつすと・・・
今日一番大きな雪渓
旗竿が立てられているので 道はわかりやすい
踏み跡もなんとなくついている
見えている部分を登り切ると 少し緩やかな斜面が続いて
その場所までは 登り・下りともに 歩きやすいんだけど
その先 左手にトラバースをする部分は 要注意
滑落したら かなり下まで落ちそうな上に 歩きにくいトラバースだった
また 一週間で状況が変わって 夏道が出ているかもだけど
雪渓歩き慣れていないひとは アイゼン必須
ヤマケイオンライン 朝日鉱泉ナチュラリストの家の情報では
7月1日の情報で アイゼン・ピッケル持参になってるよ
帰りはアイゼン装着しようと決めるも 結局ツボ足で降りたが
ちょっと怖かった~
大朝日小屋を過ぎてからは ヒナウスユキソウがたくさん
この時点では 写真データは完全にアウトと思っていたので
ヒナウスユキソウがたくさん咲いているのを見て 本当に嬉しかったよ~♪
大朝日岳山頂!
やっぱりガス~・・・
白い花は 満開のヒナウスユキソウ
カワイイカワイイ♪ 東北大好き!
かなり強風で かなりの早さで雲が流れていたので
待っていればもしかしたら 青空が見られるかも?と思って
カップラーメンなど食べながら休憩するも 一番見えた瞬間で このくらいの青空
飯豊連峰などは 見えなかった
残念
中ツル尾根から登って来た方がいたので お花はどんな感じだったか伺うと
こちらもなかなかお花はキレイだったのこと
ただ ずっと急登が続くので 大変だったと話していた
話しかけて下さる方が多かったんだけど ほとんどが地元の方だった
40分くらいのんびり休憩して 下山開始
今日は家まで帰らなくては だからね!
最高に気持ち良い稜線歩き♪
毎日が夏休みだったらいいのに-!!
毎日山歩きができたら 最高だよね~ 山を歩ける仕事ないかなぁ・・・
帰り道 先ほどの大きな雪渓を上から撮影
先の方に 小さく人が写っているので この雪渓の大きさがわかるかな?
混じり気のない 美味しいお水
持っていたプラティパスいっぱいに汲んで 持ち帰る
このお水でゴハン炊いてみよう♪
朝陽鉱泉の オダマキの花畑まで 帰ってきた
長かった~ 楽しかった~♪
せっかくなので 温泉に入りたかったけれど
残念ながら 日帰り湯は準備中のまま
最後の一個だったという山バッジを購入し 帰ろう
鉱泉への川沿いの道に 満開の白い花が咲いていたよ
日曜日だけれど 駐車場は朝来たときとあまりかわらず 空いていた
ココまでの道は 舗装されていて車でも走りやすい
帰りの温泉は 大井沢温泉館 湯ったり館
へ
日帰り入浴300円
新しくて清潔な温泉
ゆったり温まって アイスを食べて 今日は本当に楽しかったな♪
東北の山って この時期もとても良いね
月山も朝日岳も お花がたくさん咲いていて
歩いているだけで幸せな気持ちになれちゃった
この日記を書いてるのは 翌週の土曜日なんだけど
もう関東は梅雨明けするかも? らしい
今年の夏は 長く登山を楽しめる・・・ のかな?