8月4日
新宿発のさわやか信州号に乗車
車内は平日夜にも関わらずほぼ満席
4列シートの夜行バスに乗るのは何年ぶりだろう・・・
途中2箇所のSAに寄って 高速道路を降りて下道を走って
また高速道路に乗って・・・
やっと眠りに落ちる・・・頃に到着
8月5日 晴れ
穂高の駅に到着するのは4時30分の予定だったのに 4時前に到着・・・
客引きのタクシードライバーに あと3人来たらバスと同じ金額で行くと言われ
することないままに ぼんやり穂高神社で待つ
大阪方面からのバスが到着したのは4時30分過ぎだったんだけど
私達に声をかけてくれたおっちゃんが 他の乗務員にお客を取られてしまって
ムーンライト信州号の到着を待つことに・・・
5時頃にはすっかり空は明るくなって 電車が到着するとたくさんの人が降りてくる
ほとんどの人はタクシーの客引きは無視で バスへ直行
バスが座れなくなったら嫌だから もうバスで行こうとつぁんに伝えていると
何とか2人のお客さんをゲットして タクシーで行けることに
今から4年前の まだ登山を始めたばっかりの頃
ひとりで燕岳登山をしたことがあるんだけど
その時のことを懐かしく思い出しながら
今回は前みたいにやっと登った~って感じになるんだろうか
それとも楽に登れるようになっているんだろうか
なんて考えていると あっという間に中房温泉に到着
中房温泉も平日なのにたくさんの人
他の山に比べると 小さな子供連れの人が多い印象
ここでゆったりのんびり支度をして 登りはじめたのは6時過ぎ
合戦尾根は北アルプス3大急登って言われているけど
前に来た時に そんなに大変ではなかったっていう記憶があって
今回は前回のような軽い荷物ではなかったけれど
ゆっくりゆっくり登っていく
合戦小屋まで5個の休憩できる場所があって ベンチもあるので
その都度小休止をしながら 登っていく
遠くに富士山が見えたよ~
最近は前夜発の山行が多かったので 大丈夫って思っていたけれど
途中何度か頭がクラってすることがあって気のせい気のせいって自分に言い聞かせたけど・・・
やっぱり調子ちょっと悪かったかな
合戦小屋に到着するころにはたっぷり汗をかいていて
水にぷかぷか浮かんでいるスイカを見たら
やっぱりココに来たからには食べないと~ってことで
つぁんと半分個で頂く 地元の波田産のスイカ 8等分されたもので800円
1切れを2人で半分個
たっくさん塩を何度も振りかけて 冷えた甘いスイカを食べる 幸せ~
ここから燕山荘までは1時間10分の道のり
樹林帯を抜けてからは 日差しが直接降り注いで
かなり暑い中を歩くんだけど
景色もお花も最高 夏らしい真っ青な空とふわふわ白い雲 緑色の山々
木々の間に槍ヶ岳が姿を見せ始める
みるみるうちに 燕山荘のテント場のお花畑に
そして 登山始めたばかりの頃には 行けると思わなかった槍ヶ岳が見える・・・
前に来た時にはガスってほんの一瞬しか姿が見えなかった~
去年 穂高に登った時も ほんの少ししか見えなかった 槍ヶ岳が見える~
燕山荘からはまだまだ遠いけど ずっとあの凛々しい姿を見ながら歩けるなんて
なんて最高
ここまで小休止ばかりだったので ゆっくり休憩することに
ランチパックだけが異常なふくらみをみせる・・・
眺めの良い側は人がたくさんで 休める場所が無かったから
反対側のテーブルに
風は冷たいんだけど 日差しが強くて とにかく暑い
食事はしたんだけど 何だか休んだ気がしない・・・
でも今日のテント場は大天荘なので 出発しなくては
ここからがいわゆる表銀座で 斜面にはコマクサがたっくさん
あと1週間くらい早く来たら もっとキレイだったかな
もう終わりかけなんだけど 白い斜面に 淡いピンク色の花の集まりが
心を和ませてくれる
日差しにキラキラ 空を向いて背を伸ばすお花たち
ここから切通しまでは1時間50分
殆ど平坦な道なんだけど 大下りというところで大きく下って
そこから登り返す
ザックが重いからだろうか・・・やたら疲れる
だんだん体が重くなってきて ちょっともう歩きたくないかも・・・っていう気分に
稜線歩きなので日差しが強くて 多分軽く日射病っぽくなったみたい
ほとんど眠れてなかったのもあるし
途中ちょっと長めに休憩をとって またテクテク歩く
切通しの手前は大きなハシゴがあって 急斜面を登る
ちょうど一緒になったおじさんが 登ったらもうスグ着くっていうことを言うので 期待
ところがここからが長い
比較的緩やかなんだけど ガスがかかって先が見えない単調な道を
延々と登っているからか 疲れがピーク
終わりが見えない予想できないってツライ
ここまでたかだか6時間くらいしか歩いていないのに・・・
自分の体力不足を感じつつ スピードアップもできず とにかく足を前に出すって感じ
途中 黒人のボッカさんが来たので いつもは聞かない「小屋までどのくらいですか」を問うと
「もう少しです」と
もう少しってどのくらい~っ
ってつぁんに言うと「真っ直ぐですって言ったよね」って
ええぇ~っ 幻聴
あの言葉はなんだったんだろうか・・・と思いつつ 頑張って歩くと やっと小屋が
着いた~
こんなにたどり着くのが嬉しかったのって 本当に久しぶり
もうずっとガスの中だったので 周辺の景色は全然わからなかったけど
とにかく若い人が多かった
ココのテント場は 1人500円 お水は1㍑200円 トイレは紙ナシ
テントの手続きをすると幕営手形をもらえるので テントに付けておく
小屋から大天井ヒュッテ方面に向かう道の両側に テントサイトがある
とりあえず温かい飲み物を飲んでゆっくりしてから テント設営
去年は雨の中のテント設営ばっかりだったので
雨が降ってない中のテント設営は本当にラクだった
寝不足と歩き疲れで ぐっすり昼寝
起きて テントの外を見ても 相変わらず真っ白
テーブルが空いていたので夕ご飯は テーブルで
私の夕ご飯はアルファ米のピラフと 温めなくていいレトルトの朝カレー ひよこ豆
今年はまだまだ夏山に行く予定だから 何とかおいし安い軽いゴハンと思って考え中
このカレーはなかなか良かったかな
やることが無いのと 疲れたのとで 7時くらいにはシュラフの中に
ぬくぬく・・・ うとうと・・・
ふっと目が覚めると つぁんも目覚めていて 風が強かったんだけど
テントから顔を出すと 満点の星空
天の川の白い光の道が くっきり見えて 大感動
寒かったので顔だけ出して 空をずっと見ていた
明日も晴れそう