「かまさん」すっごく面白かった
かなり分厚い小説ですが、読みたくて読みたくてしょうがなくて、あっという間に読んでしまいました
榎本武揚が作ろうとした箱館共和国
しかし周りの人間は、徳川の世の中を取り戻したいと思っている人たちばかり
なかなか意思疎通ができない榎本の葛藤が見れます
榎本さん目線で箱館戦争を見るのもとても新鮮で面白かった
何よりも榎本さん、、、
いつも運が悪すぎる
うまくいくはずのものが、うまくいかない
特に開陽丸・・・
自信満々に江差に出かけていくんですよぉ~
その後どうなるか知ってるから、「やめてくれぇ~行くなぁ~」ってw
開陽を座礁させてしまった榎本さんの気持ちを考えると・・・なんて読みながら心配したにも関わらず、意外とあっさりしていた榎本さんに拍子抜けしましたw
この拍子抜けが至る所で出てくるので、榎本さんに対して、「ちょっと~ちゃんとしてよぉ~」って思ったりも
そしてそして、もちろん土方歳三出てきますよ
歳三さんを嫌っていた榎本さん、歳三さんといいコンビの大鳥さん、この二つがあまり今まで見ないイメージ、というか逆が多いよね
そこが珍しくてよかったなぁ
回天の宮古湾海戦や、蟠竜の朝陽を撃沈させた奮戦ぶりはかなりハラハラした
そしてラストの降伏も必見です。
面白かったぁ~この本
また函館行きたくなっちゃった