数年前の生徒さんのご紹介でいらした大西さん。素晴らしい仕事を任されて大きく環境が変わるなか、自分なりに勉強方法を工夫し、持ち前の負けん気の強さで見事合格を勝ち取りました。
順子さんの「暗記ゲーム法」是非参考になさってください！
◆ワイン好きな友人に押されてエキスパートを受験
ワインを勉強することになったきっかけは、なにげなく開催された4人のこぢんまりとしたワイン会でした。
４人のうち2名が偶然アカデミーデュバン（ADV）の卒業生且つワインワインエキスパート資格者。
受験の想い出について楽しそうに話す２人から、「チャレンジしてみたら？面白いよ！大丈夫、ちゃんと勉強すれば資格も取れるよ」と受講を勧められました。
もともと、純粋に好きなワインを勉強してみたい（知識を得て、その価値をきちんと認識しながらワインを飲みたい）という気持ち、ソムリエ/ワインエキスパートへの憧れはありましたが、全く異なる業種の自分には無理とどこか決めつけていました。
そのような中、いきなり提示された選択肢。私はとまどいながらも、酔って気が大きくなっていたこともあり・・・「やります！」 と半分（いえ、完全に）勢いで宣言。 しかし、言ったからには有言実行。
受験を見据え、まずは数ヶ月後に始まる予定であったステップIクラスからADVの門を叩くことになりました。
楽しいステップIを準備運動として受講し終えた後はいよいよ受験クラス・・・のはずだったのですが、ちょうど仕事の環境が大きく変わり、ハードになるタイミングと完全に時期が重なることが発覚。
正直、受験のタイミングを一年遅らせるべきかしばらく迷った時期もありました。
しかし、ステップＩのクラスメートからの「一緒に頑張りましょう！」という励ましの言葉をきっかけに、一度くらいは仕事とプライベート同時に自分に負荷をかけることを経験するのもよいかな、と腹をくくりました。
途中、判断を間違えたのでは？と思う瞬間もありましたが（笑）、今は、思いきってチャレンジして良かったと思っています。
◆都度変わっていった勉強時間配分と方法
受験クラスが始まると、授業の予習復習は可能な限りクラスの前後にADV近くのカフェで勉強、通勤電車でADVの教材を読む努力はしていましたが、毎回完璧に出来ていたわけではありません。
勉強時間はその週によってまちまちで、費やした/費やさなかった勉強時間は、如実に毎週実施される小テストの結果となって表れました。
最初はADVの教科書に加え、単語カードや語呂合わせなど自己ツールを作ったりしましたが、時間の確保が難しく、クラスメートが紹介してくれた試験勉強用のアプリをゲーム感覚で活用するなど、方法は都度変わりました。
◆知恵熱がでて寝込んだ夏休み！
「大きな挫折感」こそありませんでしたが、余裕がなくなってくるにつれて、仕事と勉強どちらもが中途半端になってしまっている気がして、自分を責めた時期もありました。
中でもテイスティングは本当に苦手で、クラスのあとは常に落込みながら「もっと頑張らなきゃ・・・」と変な負けん気の強さと焦燥感を持って、帰宅し、家で再度テイスティングの練習をして（しかし、また品種を当てることが出来ずさらに落ち込んで・・・というのを繰り返して）いたのを覚えています。
５日間の夏休みは、全てテスト勉強に費やしました。
慣れないことをしたせいか、知恵熱（？）が出て、中日1日、寝込みました。笑
※「ワインエキスパート」がなぜか「ワインエキスポ」になっているところがお茶目なお祝いプレート
◆ワインエキスパートを取得して良かったこと
まだまだ知識や経験は浅いですが・・・エキスパートを取得する道を選び、良かったことは大きく３つ。
１．合格により「やればできる！」という少しの自信、自己効力感につながったこと。
２．いっそうワインが好きになれたこと。
ワインの背景にある歴史、ストーリーを知ることの楽しさ、またそれぞれのワインの「個性」を尊重するという精神など、万物への向き合い方に通じるところがあり、多くの気付きをもらえたと感じています。
３． 沢山の良い仲間と出会えたこと！
美味しいワインと食事をいただきながらの仲間たちとの談笑は、今まであまり感じることのなかった、穏やかでとても幸せな時間です。ワインは人をつないでくれることを実感しています。
◆林麻由美先生のクラスで良かったこと！
林麻由美先生のクラスは、背中を押してくれた友人２人の勧めで選びました。
豊富な知識、ご自身の実体験を含むストーリーと絡ませての授業はとても面白く、また、クラスメンバーと交流し励まし合う環境をつくる工夫や気遣いがちりばめられていました。
先生からの適度なプレッシャー、そして個々への励まし。
受験直前になると、必死に情報収集し、いち早く私達に最新情報を届けてくださいました。
そんな先生の想い、努力、期待を裏切ってはいけない、という気持ちは私（そしてクラスメート）の一つのモチベーションになっていたと感じています。
なんとか１次をクリアし、2次のテイスティング会場で緊張がピークに達していた時…先生の姿を見付け、「先生、ヤバイです！」と思わず涙目になりながら駆け寄った時、「順ちゃんなら大丈夫！」と力強く言ってくださった声が、耳に残っています。
いつも、優しさと厳しさを持ち合わせながら、寄り添ってくださった先生に本当に感謝です。
麻由美先生、そしてクラスの皆、有難うございました！！
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