'サウルの息子''リリーのすべて''ドリームホーム' | 藤井まゆみオフィシャルブログ「藤井まゆみのシネマ ジャーナル」Powered by Ameba
3本

一気にご紹介おねがい

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「サウルの息子」

1月23日公開。

今年のカンヌ映画祭で
グランプリを受賞。

1944年
アウシュヴィッツ収容所で
ユダヤ人の死体処理をする'ゾンダーコマンド'として
働く

ハンガリー系ユダヤ人であるサウル。

その最中
ガス殺をうけた自身の息子を見つけ
彼を正しく埋葬してあげたいと

ユダヤ聖職者のラビを  
見つけるため
収容所内で必死になるお話。


…それではさっそく

星印ターイムビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク


今回の
「サウルの息子」

評価は…

☆☆☆☆

でよろしくどーぞ!!!!!!

でました。
マスト シービックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

内容だけでも
観るべき作品であることは
おわかりいただけるかとプンプン

昔スピルバーグが描いた
「シンドラーのリスト」にもあった
ガスで殺されてしまうユダヤ人たちの一方で

同胞の死体を処理しなければいけない
主人公が生きるためだけに
感情を出さず'無'の顔がアップで映るだけ。

または
彼が収容所を歩き回る
後頭部が

映画「バードマン」のように
長回しで続くのです。

周りの景色とかは ほぼ映すことはなく
彼の行動だけが見えてくるので
自分が収容所の中で動き回ってるかのような
緊張感ショックショックショック

だからこそ臨場感の衝撃による
グランプリ受賞だと思いますウインク

歴史を知りたい皆様
臨場感を味わいたい皆様
衝撃事実を知りたい皆様

新人監督さんの
芸術を観に劇場へビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

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「リリーのすべて」

3月18日公開。

1926年
デンマークの風景画家アイナー・ヴェイナーは
肖像画家である妻のゲルダと幸せに暮らしていた。

妻ゲルダに頼まれ
肖像画モデルをしたことがきっかけで
アイナーは 

内側にあった女性らしさに目覚め
自らを'リリー'という名前で日々を過ごすこととなる。

歴史上初めて
トランスジェンダーとして
性別適合手術に挑んだ人のお話。

…それではさっそく

星印ターイムビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク


今回の
「リリーのすべて」

評価は…

☆☆☆☆

でよろしくどーぞビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

またもや でました。

マスト シービックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

「英国王のスピーチ」
「レ ミゼラブル」

トム フーパー監督が
なんとまあえー

柔らかい作品を作ったなぁ
とビックリで
女性好みする映画ですラブ

今まさにアメリカでは 
トランスジェンダーという言葉が流行。

カダシアン一家の
元父親であり元オリンピック選手の
ブルース・ジェンナーが'ケイトリン'という女性として
生まれ変わった2015年。

今やるべき題材の映画なのですねグラサン

世の中には

心と体が一致しない人たちが多い中
実話を基にした映画を発表することで
勇気が持てるという目的に賛成ぐすんぐすんぐすん

リリー役
エディ・レッドメインに吸い込まれますラブラブラブ

女性の皆様
勇気と希望をもらいたい皆様

自分を貫きとおす力をもらいに
劇場へビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

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「ドリームホーム 99%を操る男たち」

1月30日公開。

リーマンショック以降の不況により
住宅ローン未払いのため家を差し押さえられた
シングルファーザーの主人公デニスが

彼と家族を強制退去させた
不動産ブローカーの下で働き

家を取り戻す金を稼ぐため 
道を踏み外していくお話。

…それではさっそく

星印ターイムビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

今回の
「ドリームホーム 99%を操る男たち」

評価は…

☆☆☆☆+☆☆

で よろしくどーぞビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク

でました。

今年
ベスト3圏内の傑作ゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ

主人公デニス役
アンドリュー・ガーフィールドの
心の中の揺れ動きをズブリと描き

母親役が
ローラ・ダーン

そして
冷酷な不動産ブローカー役リック・カーバーに
マイケル・シャノン

3人の演技の説得力に安定感があり
自然でリアリティを追求した演出だからこそ
気迫がスゴイ。

特にマイケル・シャノンの怪物的な
演技は大必見でアカデミー助演男優賞有力は
納得。

状況設定など無駄な説明は省き
ストーリーの核となる重要な部分だけを描いて
映画に引き込まれていきますもぐもぐもぐもぐもぐもぐ


ドキュメンタリー風の
たまにブレる映像と
会話をするようなセリフ回しは

アメリカの貧困問題に苦しむ
人間たちをリアルに映しております。

以前アタクシがオススメした
ドキュメンタリー映画
「みんなのための資本論」
でも言っていたように

99%は貧困で1%しか富を得られない
世の中の実態がショボーン
皮肉に描かれたサスペンスおーっ!おーっ!

「99Homes」
という原題のセンスが素晴らしいチョキチョキチョキ

来年のアカデミー作品賞候補
入るんではないかはてなマークはてなマークはてなマークと思います。

絶対観るべきビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク
劇場へビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク