「忙しい!」

シングルマザーの友人の記事で「シェアファミリー」というのがありました。

一人で子育てをしている中、毎朝挨拶を交わすだけのおばあさま。それだけでも繋がってると感じる。温かいものを感じる。
肉身だけでなく、いろんな人との繋がりの中で子どもを育ていく。いろんな人との繋がりの中で、家族を超えた関係の社会。
シェアファミリーという社会になればいいなということを言っていました。

これは老人でも同じことだと思います。
私の家のお隣さんに80歳を超えたおばあさまが一人暮らしをされています。昨年ご主人を亡くされてからの一人暮らしです。
時々、きっとおばあさまはこんな気持ちなのだろうなと思うことが最近よくあります。

偶々、昨年末より1ヶ月ちょっとの長い休暇を取り、世間の時間感覚から離れた暮らしをしていて感じたことがあります。

人はなんと忙しい物かもと!そして、挨拶代わりのように二言目には「忙しい」というのだなと。

勿論以前の私も忙しくしていましたが、離れたところから見てるととても不思議な感触でした。

忙しく飛び回っていても生き生き楽しくしている人もいますが、多くの人がワサワサ、なんか疲れきって、渇いている感じがしました。余裕のない。
忙しいという字は心を亡くすと書きますが、正にそんな感じの。

現代がそうなのか、東京がそうなのか。

幸運にも様々な国で暮らす機会があった私は他の国で暮らしている時はたとえ忙しくしていても、なんか時間の流れが違う。空気感が違うと感じていました。

「人間らしい暮らしができるのだよね。海外では。」とNY駐在のビジネスマンですら。
あゝ同じこと感じるのだなと思った経験があります。

心に余裕があるのですよね。きっと。
電車が1分の狂いもなく来る日本は素晴らしいですが、何かを亡くしているようにも感じます。

こういう時に時間泥棒の話。ミハエル・エンデの「モモ」を思い出します♡
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