私は田舎の公立高校に通っていた。


入学当時、私は女の子3人グループの輪の中に居た。

3人グループってどうしても

1対2になっちゃって

私はその1の方だった。


毎日学校へ行くのが憂鬱だった。

今日は何かされないかな

何か言われないかな

とその2人の顔を伺うような毎日だった。


その気持ちをどこにもぶつけれなくて

手帳に日記を記してた。


そんなある日

私の家に遊びに来た2人のうち1人が

その日記を見た。


それをもう1人に言ったらしく

後日わざわざ日記を盗みにきた。


その日記は私のストレスの捌け口だったので

その日々あったことや

嫌なこと、など書いてた。


私は日記が無いことに気づいてたけど

何度も2人と喧嘩していたし

何かもういいや…という気持ちでいた。


案の定2人から電話がかかってきた。


2人は「私達は凄く傷ついた」等などを言ってくる。


私は毎日この2人に嫌われないように学校へ行ってた。

その時の喧嘩で私はこの2人から離れようと決心した。

最後に「日記だけ返して」と伝え

日記は返してもらった。


当時、2人と離れてからの不安は不思議と無かった。

また新しい友達が出来るだろうと思った。


それは

いつも女子トイレに溜まっているメンバーに入ろう!って何故かその時思った。


私は女子トイレへ行き

「百合ちゃんスカート短いよね?」って話しかけられて、そこから休み時間にフラッとトイレに行きグループの仲間になった。



セーラー服に

ラルフローレンのカーディガン

膝上15センチのプリーツスカート

イーストボーイのハイソックス

ハルタのローファー

他校のスクールバック


これが私の制服。


16歳の秋頃の出来事だった。




ゆり