7:30起床。ロンドンはいい街だったが観光客が多すぎて少し疲れた。次の街へ向かう。

8:48ロンドンキングスクロス発のLNER「AZUMA」でヨークへ。日曜なので、なんとこの電車がロンドンから東海岸本線を北へ向かう列車の始発。旧教国じゃないから日曜そんな関係ないやろと思っていたら、イギリス正教も意外と休息日を大事にする文化らしい。車両は名前の通り日立製作所製。LNERはLondon North Eastern Railwayの略。イギリスの鉄道運営は地域、系統ごとに担当を分け、数年おきにコンペティションで選ぶという謎形式で、この会社は東海岸エリアの特急列車を担当している。

日曜なのでケータリングもしょぼい。朝食のハムサンドとコーヒー。

10:15ごろ、遅れてヨーク駅に到着。英国らしい円形屋根の駅舎。

国立鉄道博物館を訪問。ここも大英博物館と同じく無料。ロッカーの使用で初めてポンドをキャッシュで要求されたが持ってないので鍵付けたまま使った。

鉄道の黎明期から現在までの主要な車両が展示されている。展示車両の数自体はそこまで多いわけではないが一つ一つの歴史が重い。

産業革命期のトロッコ用木製の軌道。

1850年代の支線用機関車。この時代で鉄道網が出来てたのはすごい。日本まだ江戸時代なのに。

マラード号。蒸気機関車で世界記録の206km/hを記録した機関車。もう二度と更新されないであろう。

だからこそ、ここに0系があることの意味は大きい。高速鉄道の分野はイギリスが諸外国から遅れを取っている分野だからこその展示かもしれない。

屋上からはヨーク駅を発着する列車を眺めることができる。博物館を出てヨーク駅へ戻る。街の見学もしたかったが、どちらかというとマンチェスターに興味がある。

13:16発のトランスペナインエクスプレスでマンチェスターに乗車。この会社は東海岸中部と西海岸中部、西海岸中部と北部を結ぶ急行列車を運営している会社。食事サービスがあると聞いていたのだが、なかった。空腹でフラフラの状態でマンチェスター・ピカデリー駅に到着。

鉄道駅とトラムの駅が一体となった不思議な構造。この日は日曜日でオールドトラットフォードでマンチェスターユナイテッドvsアーセナルの試合が行われる日だった。そのため大量のファンがトラムに乗り込み、ぎゅうぎゅう。

途中的で乗り換えようとするもスーパー行ってて乗り遅れたり次のトラムが運休になったりして何かとうまくいかない。今日はそういう日ということにする。なんとか来たトラムを乗り継いで帝国戦争博物館へ。ここは一次大戦から今までの戦争の歴史を展示する博物館。

一次大戦が終わった後の展示。16時過ぎに着いて、1時間しか見れなかったので全く足りなかった。

工業都市の面影を感じる街並み。

まだ試合がやってたのでテレビで放送しているパブに入ってみる。サイダーという弱いアルコールの酒を注文して観戦。リードしていたのにアーセナルに追いつかれて1-1で終わり。ここのパブの人たちはそこまでうるさくなく、紳士的に観戦している感じ。もちろん際どいプレーの時は盛り上がるし活気は十分ある。

少しだけ街歩き。ロンドンより圧倒的に人が少なく歩きやすい。同時に白人が増え、アクセントも少し聞き取りづらくなってきた。

スーパー冷凍ピザで夕食。カップ麺も食べたが信じられないぐらいまずかった。