宿で朝食を食べて10:00ごろ出発。朝食会場は食べるものを厨房に注文する形式だったのだが、その説明がロシア語オンリーで食べそびれるところだった。
バスに乗って観光名所の聖堂に向かおうとするが水曜は休みらしいことが発覚。その他ペテルブルクの名所は多くが水曜休館。博物館はやってるがエルミタージュ以上のものが観れるとも思えないので気が進まない。適当に来たトロリーバスに終点まで乗ってみる。
中心部は欧州風の建築でキラキラしているが少し郊外にでるとソビエト風の高層アパートが連なっている。これは面白い。
市電になって市内に戻る。
巡洋艦オーロラを見学。日露戦争の日本海海戦を生き延びロシア革命にも関わった歴史のある艦で現在はネヴァ川に浮かぶ博物館になっている。
外人料金で1000Р(1500円)もとられて舌打ちが出そうになる。煙突や砲はいかにも旧式の艦という感じ。内部は博物館になっていて横須賀の戦艦三笠から寄贈されたメダルも展示してあった。
見学後は市電に乗ってサンクトペテルブルク・フィンランスキー駅へ。名前の通りフィンランド方面行きの列車が発着する駅。戦前はヘルシンキ行きの国際特急や夜行列車も走っていたらしいが現在🇷🇺🇫🇮の陸路国境は全て閉鎖済み。戦争さえなければここから列車でフィンランドへ抜けるプランもあったと思うと本当に腹立たしい限り。
ヴィボルグ行きのラースタチカ(準高速列車)に乗る。ヴィボルグはフィンランド国境から30km羽田手前の街でペテルブルクからは160kmほど。ラースタチカはこの距離を1時間10半ほどで結ぶ。郊外に出ると広軌と原野の中をまっすぐ引かれた線路に物を合わせて常時160kmでかっ飛ばして15:00すぎに定刻でヴィボルグ着。駅を出ようとすると待ち構えていた警察になぜ来たのかやパスポート、ビザのチェックを受ける。国境の町なので規制が厳しいらしい。
徒歩でヴィボルグ城。中世にスウェーデンによって建設された城。中は郷土博物館になっている。
ヴィボルグはWW2前後でフィンランドとソ連の間で領土が行き来しており、フィンランド人多く住んでいた町。一時はフィンランド第二の都市だったとか。
街並みもフィンランド風、らしい。よく分からん。
そもそもペテルブルクやモスクワが相当西洋化された街なのでそれとフィンランド建築の違いを見出すことができない。
昔は街中にトラムが走っていたらしい。
ヴィボルグ駅。
サンクトペテルブルク・ファンランスキー駅の夜景。駅に行き先の都市の名前がついているのは分かりにくような分かりやすいような・・なんとも言えない。
例によってスタローバヤで夕食。安くて早くてうまい。