ホテルで朝食を食べてチェックアウトし、地下鉄で赤の広場へ。シングル3500円で朝食付きと宿が高いモスクワにあって中々良い宿だった。

国立歴史博物館へ。入場券売り場で2000Р(3500円)と言われてたまげる。この辺りの博物館やワシリー大聖堂は現地民の四倍という嫌がらせじみた外人料金を導入しているらしい。仮にも先進国を名乗るならそんな露骨なことするなとは思うが外貨不足などの事情もあるのだろうと察する。ロシアで外人料金に遭遇したのは後にも先にも赤の広場の建造物群だけ。

若干イライラしながら中に入る。展示はロシア語オンリーなのがまた腹立つポイント。先史時代からロシアの歴史が展示してある。

スラブ地方の石像。マオリのはこの前見たけど多かれ少なかれ人間のつくるものって似てるなぁと思う。

1/10税の減免を求める農民の嘆願書。ロシアは絶対王政確立の過程で農奴制強化という周りの国と真逆のことをやっている。

有名なピョートル大帝の肖像。


顎髭禁止令のイラスト。これも世界史の教科書に載っていた。展示自体は原始時代からソ連までを網羅しており、ロシア語オンリーとはいえ相当なボリュームで面白かった。

資本家を掃いて捨てるレーニン。これも教科書に載っていたイラストだが当のソ連では発禁処分になっていたらしい(レーニンをモチーフ化しすぎてるのが理由)。博物館を出て昨日「ロシア号」を降りたヤロスラブリ駅へ。

ソフィアから勧めてもらったモスクワ近郊の街、セルギエフ・ポサドに行ってみる。片道1時間20分で300Рほど。


ローカルなスタローバヤで昼食。


分かりにくい雑居ビルの2階にあり地元の人が多かった。いかにもソ連っぽい内装も素晴らしい。


歩いてトロイツェ・セルギー大修道院へ。世界遺産に登録されている修道院。

建物群。写真1番右の見切れている教会では聖歌隊が歌い、地元の人が多く祈っていた。聖歌隊の歌が綺麗すぎて最初CDだと思った。建物は建造時期がバラバラで大体14cから18cぐらい。

駅に戻って再び電車でモスクワへ。地下鉄大環状線に乗ってみる。2023年開業のモスクワで1番新しい地下鉄。

大環状線のとある駅。あの装飾を現代風にするとこうなるのか。なるほど。宿でに荷物をピックしモスクワ・レニングラード駅へ。レニングラードの今の名前はサンクトペテルブルク、名前の通りサンクトペテルブルク方面の列車が発着する駅。

駅の外観。スタイリッシュで洗練された感じ。Rosticsで夕飯を済ませて待つ。

乗車するのは1列車「クレースナヤ・ストレラー(赤い矢)号」サンクトペテルブルク行き。モスクワ23:55発、サンクトペテルブルク7:55着の伝統ある列車。今回は卒業旅行という言い訳のもと、一等車に乗る。