今日のスケジュール。

9:26、定刻にノボシビルスクに到着。上段の兄ちゃんはここで下車。「新しいシベリアの街」と言う意味で、ロシア第三の都市。


隣にはカザフスタン鉄道の客車が停まっていた。アスタナ辺りから直通して来たのかもしれない。


駅も巨大。



内装もいよいよヨーロッパ色が濃くなってきた。



構内からは各方面への通勤電車や長距離列車が多数発着している。


発車後すぐにオビ川の鉄橋を渡る。



渡ってからはバラビンスク草原である。今日はこの中をひたすら西に向かって走る。線路は真っ直ぐ敷かれており列車も120kmぐらいは出している様子。同室だった軍隊の子はノボシビルスク手前の小駅で降り、イルクーツクから乗ってきた上段の兄ちゃんもノボシビルスクで降りたので、同室はチタから乗ってきたコミュ強お姉さんのソフィアだけとなった。彼女は飛行機が怖いらしく職場のある中国から国境を通って、乗り継いで鉄道でモスクワまで行き、さらに乗り換えて実家に帰るらしい。景色も変わり映えがしないのでしばらく雑談する。軍隊に行った男の子は戦争で片足をなくしたのにもう一度行きたいと言っていたらしくソフィアともう1人の男性で高等教育を受けたりするように必死に説得していたのだとか。ロシアの厳しい現実を目の当たりにした。


ひたすら走って13:55、バラビンスクに到着。駅前にスーパーがあったのでパンが安く買えた。


ソフィアが駅の売店で黒パンとロシアのローストポークを買ってきたらしく食べさせてももらう。黒パンの酸味とローストポークの塩味がマッチして見た目以上に美味しかった。


タイムゾーンを跨いで17:19、オムスクに到着。ここで太った男性が1人乗ってくる。オムスクの北300kmで農場を経営しているらしい。距離の単位が一々大きい。明日の四時半着のエカテリンブルグの親戚に会いに行くのだとか。



熊を撃った写真を見せてもらった。


夕食、皆の食糧を分け合って食べた。このあともう一回タイムゾーンを跨ぐ。流石に2回も時計を遅らせると本当なら22時のはずなので 、20時なのに眠くなってくる。