8:30ごろに起きる。チェックアウトして宿の周辺にある朝市を歩く。
昨日もあったヤマトホテルや
これら警察署。いまは中国公安の建物となっている。大連でもそうだったが基本、満州国時代と同じ用途に用いられてるのが面白い。地下鉄で瀋陽北駅に行く。
長春までは在来線の客車列車で移動。Z517列車ははるばる上海から来て、長春の少し先、吉林まで走る列車。Zは直達特快(zhi tao te kuai)の略で在来線の最速列車。
1番下のクラスの硬座を選択。高速鉄道の1/4ぐらいの値段で行ける。どうせ2時間半で着くのでそこまで苦ではない。
列車は在来線を140kmぐらいで飛ばしていく。道中ではよく貨物列車とすれ違ったり追い抜いたりする。旅客列車もよく行き来しており、高速線開業後も中国東北部の大動脈として機能している様子をみることができた。
長春駅に到着。荷物を置きに地下鉄で一旦宿へ。省都規模の大体の都市に地下鉄があるのは流石。
今日のホテル。デカいし高級っぽいが一泊2000円。お湯が5分ぐらい出なかったことを除けば設備も申し分なかった。満州国の宮殿跡を見るために地下鉄で偽満皇宮駅へ。すごい名前だがこれは中国共産党が満州国のことを偽満州国と呼んでるため。
Puppet regime palace museum(傀儡体制宮殿博物館)…完全に満州要素が消えている。
ここでも当然ごねて学生料金にしてもらった。20元=400円。敷地内には大量の建物が残っているので思った以上に時間を潰せる。また日本語の解説もあるので見やすい。
建築群で最も格式ある建物の同徳殿。最も溥儀はほとんどここにはいなかったとか。
中国と西洋と日本が混じり合ったような内部。
日本間。
晩餐会や公務で使っていた宮殿。部屋の一つ一つに解説がある。年が進むにつれ溥儀は公務への情熱を失っていった。
溥儀が家族と住んでいた宮殿。満州国の最後の方はほぼこの宮殿で生活していた。宮殿を出て近くのショッピングモールのフードコートで肉混ぜご飯の夕食。歩いて宿に戻る。
長春(日本語名は新京)は日本によって満州国の首都として整備された計画都市。なので通りも太く、真っ直ぐつくられている。