翌日は8:00ぐらいに起床。とりあえずSimカードと変換プラグ、食料を求めて中心街まで歩く。ニュージーランドは外食費が異常に高い(人がいないから)ことに加え食べたいものがない(名物はハンバーガー!、フィッシュアンドチップス!とか言われても味が想像できるのでわざわざ食べたいと思わない)ので自炊することにする。


ホステルのあったKロードから中心部までは歩いて15分くらい。オークランドは結構街にアップダウンがあるが、多分火山噴火の跡地にできた街だからだと思う。街の家電屋さんで変換プラグ、家電量販店で格安Simカードを買う。セットアップしてからスーパーに行きパンとリンゴ、チーズを買う。この辺りの農産物は日本よりちょっと安い。

気候もちょうど良かったので公園でパンとりんごの朝食。大学生のグループにいつhappinessを感じますか?という謎の調査をされた。宿に帰って荷物を整理し、街に出る。とりあえずオークランドで1番の博物館というオークランド戦争記念博物館へ。名前はアレだがマオリ族の歴史やニュージーランドの自然史、一次、二次大戦の展示があるらしい。

博物館はオークランドドメインというだだっ広い公園の中にある。これまでの写真でお察しかもしれないが街に人が少ない。中国から来たので特に落差をすごく感じる、


博物館は植民地時代の立派な建物に入っている。



入場料。オークランド住民はタダ、ニュージーランド人は寄付程度、外国人は3000円・・スリランカよりはマシと考えるか。先進国でここまで露骨なのはそう見ないし,仕方ないとはいえあまり気分の良いものでもない。

中にはマオリ族の聖地を再現した建物があったが撮影禁止。先住民へのリスペクトを押し出しているらしく説明もマオリ語→英語の順、


マオリ族の神の像?だったと思う。

マオリと英国の戦争の歴史も少し飾られていた。

第一次世界大戦でニュージーランドの人々は5人に1人が戦地に行ったらしくこれは当時のイギリス植民地で最も高い割合とのこと。ただ植民地化そのものを批判するような文脈の展示はなかった。あくまでニュージーランドの人々が自主的に行ったという扱い。マオリの人々はそもそも絶対数が少なすぎるし,国民の大半は移民だし現在もコモンウェルスの加盟国なのでイギリスとの関係自体は良いのかもしれない。ただそれについて先住民がどう感じてるのかは分からないが。

第二次世界大戦では日本に国土の端っこを爆撃されたぐらいで、あとは一次大戦と同じくイギリス軍に加入しての戦いだったらしい。

自然史はそんなに興味がないので軽く見て撤収。それでも回るのに3時間ぐらいはかかった。

最寄り駅まで歩いて電車で中心部のブリトマート駅へ。

近郊列車の発着駅で地下にある。腹が減っていたので近くのスーパーでパイを買ってバスに乗る。

オークランドは北と南で湾を挟んで街が広がっておりその間には一本だけ自動車専用の橋がかかっている。今回はここをバスで渡ってみる。ブリトマート駅前からNX1系統に乗車。

二階建てのバス。


8車線の橋で1番左はバスレーン。二階建ての1番前なので景色がよく見える。渡り終えた所からは高速の横に作られたバス専用レーンを走る。面白いので終点まで乗ってみた。

バスだけが走れる道が高速の横に整備されている。

通過レーン付きの駅もあってとても面白い。バスレーンに終点からはローカルバスを乗り継いでビクトリア山へ。山頂で、買っておいたパイを食べる。

オークランドの街並みが一望できる。ニュージーランドの最大都市のはずなのだが、都心から少し離れるだけでもう平屋の建物が並んでいる。規模的には日本の小さめの地方都市ぐらい。近くにある港まで歩いてフェリーでホステルに帰る。

船は10分ぐらいでブリトマートの駅前に着くのでかなり便利。スーパーでハムを買って帰り宿でサンドイッチにして食べる。