7:30ごろに起きる。瀋陽に行くため歩いて大連駅へ。

中国の子供は1才から塾に通うのか・・キツすぎる

上野駅とそっくりな大連駅。日本時代に作られたもので、実際に上野駅をモデルとしたらしい。安全検査を抜けて構内へ。中国では空港、駅、地下鉄の駅、観光地で安全検査があり、荷物をチェックされるのだがこれがなかなかめんどくさい。

乗車するのは8:51発のG8045列車瀋陽北駅行き。電車専用線経由の高速列車。高速(gao di)のGらしい。本当は在来線で南満州鉄道の足跡をたどりながらいきたかったのだが時間の都合上やむなし。

ドイツのICE3を参考に作られた車両。瀋陽までは1時間50分ほどで駅以外ではほぼずっと308kmで走っていた。

瀋陽駅。満州国時代は奉天という名前で呼ばれた都市。瀋陽駅は東京駅を設計した辰野金吾の弟子によって設計されたらしくこちらは東京駅とそっくり。地下鉄で泊まるホステルに行ってチェックインし、荷物を置いて街に出る。

昼食の牛肉麺15元=300円。地下鉄とタクシーを乗り継いで瀋陽鉄路陳列館に行く。

中国の駅と似たバカでかい建物に多くの鉄道車両が収蔵されている。

共産党政権下で製造された機関車群。手前二つめの緑の機関車だけはゼネラルエレクトリック製のアメロコ。

南満州鉄道で使用されたいた機関車。130km出すことができ、中国でも1980年代まで使用されていた。流線型のSLらしからぬ外見。

満鉄で使用されていた展望車も展示されていた。この他にも満鉄の客車や現代の客車、機関車、貨車など様々な展示があった。お土産に鉄路陳列館の車両を描いたトランプを買った。


ここは他の公共交通から隔絶された位置にあるので再びタクシーに乗り、直接瀋陽故宮まで行く。

瀋陽は北京に3代目の順治帝が首都が移転するまで清の首都があった土地。王宮群が残っており当然世界遺産に指定されている。学割で入場券を買おうとしたが在籍大学の学生証は有効期限がないので五年目であることを怪しまれた。当然留年という単語を知る由もないので、Google翻訳様に頼ってなんとか学割料金で入場券を買う。25元と世界遺産の入場料としては破格。

大政殿。瀋陽故宮で最も早く建てられた建物で儀式などに使用された。こういう建物を保存してくれるのはありがたいが、あまり鮮やかに塗りすぎると嘘っぽく見えるのでほどほどにして欲しい。解説には日本語もあり見やすい。

王妃などの屋敷があった区画。当時瀋陽で1番高い土地だったらしい。


見学を終えて街を歩く。日本時代の建物を探してみたが流石にこの辺りはすべて建て替えられていた。

地下鉄で西塔と呼ばれる中国最大のコリアンタウンへ。北朝鮮が近い関係で店も北系と南系が混在している。

左の緑の建物は北朝鮮国営レストラン。平壌館と書いてある。梨泰院と平壌が共存する場所は世界でもここぐらいでは?適当に客が多そうな店に入る。

おかず一品と冷麺で23元=460円。中国の食堂は人件費の味がしない。

バスに乗ってホステルに帰る。一泊900円だが相応の設備だった。