去年カザフスタンとウズベキスタン行った友人からニュージーランドないかないかと誘われたので行くことにした。向こうは社会人だがこちらは学生で時間が有り余っているので、ついでに1人でどこか行けないかと検討して、これまでトランジットで何回か訪れて色々と性に合っていると感じることが多かった中国がいいという結論に至った。周遊観光にはビザを取る必要があるのでわざわざ住んでいる国立から有明のビザセンターまで往復1500✖️2を払って7500円するビザを取りに行った。
・・・11/30から日本人の中国観光ビザ免除が再開されるらしい。一万円近く払ってかっこいい紙切れをパスポートに貼り付けてもらっただけになってしまった。
卒論調査で実家ににいたので関空から。今回は中国国際航空の上海乗り継ぎで大連に向かう。上海浦東空港の混雑で出発が1時間近く遅れたが、乗り継ぎには成功した。大連には22:30ごろに到着。
名前そのままの機場駅から最終一本前の地下鉄を捕まえて市内へ。距離があるが4元=80円と安い。カップ麺をコンビニで買ってホテルへ。
今回の目的の一つ、日本統治時代から走る路面電車。よく残してくれたものだ。
車内はこんな感じ。木の座席だが座布団が敷いてある。一乗車二元=40円。終点まで乗って地下鉄1号線に乗り換える。屋台で肉まんと豆乳買ったが写真撮るのを忘れた。
終点の河口で12号線に乗り換え。この路線はほぼ地上を走り、大連と旅順の都市間連絡の役割を持っている。40kmに8駅しかなく駅間距離も長い。
遼東半島の先端部へと進んでいく。
旅順駅に到着。大連からは1時間半ほどかかった。タクシーで日露戦争の激戦地、203高地の麓へ行く。バスがあったら当然そっちに乗るのだが中国人にとって203高地はそこまで重要な観光地ではないので公共交通機関がほとんどない。よく考えれば日本とロシアが勝手に戦っただけなので当然だ。
麓からひたすら登っていく。たまに中国人の家族連れや、ハイキングをしているらしい人とすれ違う。
頂上手前にある土産物屋でキーホルダーを買ったらご主人と奥さんが観光ガイドをしてくれた。頂上にある乃木希典が建てた慰霊碑。爾霊山は中国語の203の発音とかけたもの。台座の丸の部分には日本国旗が、文字の左には乃木の名前があったのだそうだがいずれも共産党に剥がされたらしい。
頂上からは旅順港も良く見える。日露戦争時、日本軍はここを占領することで、旅順港に停泊していたロシア艦隊を壊滅させることができた。ここに大砲が設置されたわけではなく、ここから合図を送って後ろの山から撃ったらしい。
山の裏手にはロシア軍が掘った塹壕跡や指揮所の跡が残されている。山を降りてタクシーで旧旅順駅へ。
おそらく地元の人に1番人気のスポット。山の上から旅順港と旅順の街並みが一望できる。
頂上には白玉山塔が立っている。これは日露戦争終活時に陸軍の乃木希典と海軍の東郷平八郎の合同で建てられたもので当時は表忠塔と言い後に共産党によって改名された。