7:30ごろに起きて、宿で朝食を食べて出発。今日はポロンナルワから別の遺跡があるアヌラーダプラに向かう。地球の歩き方には直行バスがあると書いてあったが宿の人曰くかなり本数は少ないらしいので、気長に待つ覚悟をして宿を出る。

バス停でアヌラーダプラ行きの75番のバスをひたすら待つ。途中トゥクトゥクの運転手に絡まられるがバスがあることを信じて適当にあしらう。

50分ほど待ったがバスは来た。ネオンギラギラ、爆音で音楽がかかっている。超満員だったのでバックパックをを膝の上に持ったまま4時間耐久を強いられた。13:00過ぎにアヌラーダプラのバスターミナルに到着。ゲストハウスに荷物を預け、自転車を借りる。最初は自転車レンタル一日1500Rsだったが流石に高すぎると思ったので交渉したらあっさり1000Rsまで下がって笑った。

自転車を15分ほど転がして遺跡南端のイスルムニヤ精舎から移籍巡りを始める。ここは遺跡入場料と別に入場料がかかる。岩の中に建てられたお寺で岩の上からはアヌラーダプラの景色を望むことができる。アヌラーダプラは紀元前からスリランカの王朝の首都が置かれていた場所。その頃は特に政治と宗教が不可分のものであったので、遺跡=寺院=聖地となる。巡礼中と思しき人々も数多くいた。

ワニ注意の池。落ちたら本当に戻ってこれないだろう。

自転車で北上して、スリー・マハー菩提樹へ。ブッダガヤにある菩提樹の分け木らしい。ここは特に聖地としての格が高いらしく、真剣に祈っている方の姿が多かった。この辺かなり雨が降ってきて、かつ裸足だったので最初はなかなか辛かった、がすぐ慣れた。

500mほど歩いてルワンウェリントン・サーヤ大塔へ。紀元前2世紀に当時の王によって建てられたもの。人の大きさと比べればわかるが、デカさのインパクトはすごいものがある。

ローハ・プラサーダという僧院跡の遺跡。柱から往時の姿を想像するしかない。

さらに自転車で北へ。自転車だと菩提樹の手前に自転車を停めてからルワンウェリ大塔へ行きまた戻ってくる必要がある。その後、迂回して北へ行くと道端にチケット売り場がある。例によって30$するチケットを買いさらに道沿いに北へ行く。道自体は普通の道路で地元向けの商店なども点在している。ひたすら進むとチケットのチェックポイントがあるので提示してから遺跡エリアへと進む。

王妃の宮殿跡。

そこにあるムーンストーン。中心が蓮の花になっており、仏教世界の輪廻転生を表現しているらしい。

宮殿跡にあるガードストーン。

アバヤギリ大塔。紀元前一世紀に建てられたもので、かつてのスリランカにおける大乗仏教の中心だったらしい。現在のスリランカはタイなどの東南アジア諸国同様に上座部仏教が主流だがこれは12世紀に統一されたもの。

サマーディー仏像。スリランカの仏像には珍しく柔和な表情。

僧たちの沐浴場の跡地。他にも遺跡には何の解説もない石柱などが至る所にあり、かつての市街の姿をしのぶことができる。市内まで戻ってちょっと高めの中華料理屋で昼食兼夕食。

肉の炒め物とチャーハン、パパイヤジュース。これで確か2100Rs(1050円)ほどだったと思う。昼も食べずに移籍巡りをしていたこともあって沁みた。

スーパーで買ったココナッツプリン。

こちらはマサラ味のスナック。カレーが食べられないのが悔しいのでスパイスの味だけでもと思い購入。