昨日の夜はずっと雨が降っていた。7:30ごろに起きる。
朝食付きのゲストハウス。確かエアコン付きでお湯が出て1700円ぐらいだった。ゲストハウス前の道路からちょうど来たバスに乗り、主要道との交差点、イナマルワで下車。
近くに学校があるらしく学生も何人か降りていた。このバスはダンブッラまで行く。反対側のバス停に移動してポロンナルワ行きのバスを捕まえる。幸いすぐ来たので乗車。
このバスの運転手は自分の前に存在する森羅万象を全て抜かないと気が済まないタイプだった。慣れてくると風がよく入ってくるし、早く着けるしでなかなか楽しい。ゲストハウスに荷物を置いて自転車をレンタルし、ポロンナルワの遺跡へ。ここも入るのに30$かかる・・入り口で抜け道を教えてやると言うトゥクトゥク運転手に絡まれる。普通に警備員の横で勧誘してくるのでびっくりした。撮影禁止の博物館を見学したら遺跡へ。ポロンナルワは11世紀から13世紀までスリランカの都が置かれていた土地で多くの宮殿やそれに関係する寺院の遺跡が多く遺されている。
宮殿跡。
会議場の跡。多くの石柱には大臣の名前が刻まれていたらしい。ガイドを雇わなければ特に現場に解説もないため、地球の歩き方の解説とにらめっこしながら想像力を働かせて遺跡巡りをするしかない。自転車で別エリアに移動。
寺院の跡。中には多くの仏像があり外見は修復作業中だった。
サンスクリット語で書かれた碑文。
タイの様式で建てられた寺院。これらの建物がクアンドラングルといい、その名通り四角形の土地に納められており、旧都市の中心だったらしい。
遺跡の片隅の誰も来ないような場所に佇む寺院。これはポロンナルワを征服したタミル人が建てたものらしい。だんだん空模様が怪しくなり小雨が降り始めた。さらに自転車で北へ。
ガル・ヴァハーラという大きな仏像が並んだ区画。左から座像、立像、涅槃像と表情も大きさも異なる仏像が並んでいて迫力がある。例によって聖地なので靴を脱いで見学。運動靴しか持ってこなかったことを本当に後悔した。
雨が本格的に降ってきたので一旦30半ほど雨宿り。
止んだのでさらに別区画へ。
ランカティカ仏像。13世紀に当時の王によって建てられたもの。でかい。
猿が竹のような謎の植物を貪り食っていた。
南北5kmほどの遺跡の北端に近い場所ある蓮の池。僧侶の沐浴場だったらしい。
大きな仏塔。ポロンナルワで最も大きいらしい。ここまででわかる通りほとんどが仏教関連の遺跡で、当時の政治が仏教と一体だったことが改めて実感できた。遺跡を出て自転車でポロンナルワの市街地を走ってみる。ポロンナルワ自体は小さなスリランカの地方都市で街の中心に東海岸と西海岸を結ぶ幹線道路が通っている。
見つけたカフェで休憩。このマンゴージュースは350Rs(180円)だがマンゴー100%でかなりおいしかった。宿に戻る。夕食時には宿のおじさんのライフヒストリーを聴くことができた。若い頃は船員として日本の港にも何回か来たことがあるらしい。今は引退してゲストハウスをやっているのだとか。