明日の朝にさらに山奥の街、バドゥッラからキャンディまでの鉄道チケットを確保しているので今日はバドゥッラまだ行かなければならない。そろそろヌワラエリヤを出発。

バドゥッラまでバスで行くこともできるがそれでは面白くない。調べると少し先の街、バンダーラウェラからバドゥッラまで観光列車が走っていることが分かったので、バンダーラウェラまで行く手段を宿の方に聞いた。すると、途中のウェリマダという街で乗り換えていけるとのこと。

ヌワラエリヤのバスターミナルからウェリマダの先まで行くバスに乗りウェリマダで降ろしてもらう。この時、雨が強く降っており道が川のようになっており、その状態の山の曲がりくねった道を進んでいくのはなかなかスリリングな経験だった。

ウェリマダで赤色の国営バスに乗り換えてバンダーラウェラへ。ここまでで大体ヌワラエリヤから三時間ほど。多分トータルで270Rs(135円)ぐらいだったと思う。

街並み。中央高地地方の要衝らしく、かなり大きいバスターミナルと隣接する駅を中心に市街が広がっている。

バンダーラウェラからはカリプソ・エクスプレス(Calypso express)という観光列車に乗車。この列車、日本語はおろか英語でも数件の動画がヒットするのみで情報がほとんどない。


2024年10月時点のダイヤ。バンダーラウェラとバドゥッラの間、バンダーラウェラとデモダーラの間をそれぞれ毎日一往復ずつしている。この地域の鉄道は景色が良いことで有名で、実際翌日にバドゥッラ→キャンディで乗った列車も途中のリゾート地で有名なエッラからはほぼ満席だった。しかし、この列車の知名度は壊滅的らしく、自身が乗車したバンダーラウェラ発バドゥッラ行きは自身を含めて7人ほどしか乗っていなかった。恐らく、多くの観光客はキャンディーヌワラエリヤー(バンダーラウェラ)ーエッラの移動で鉄道を使うので、検索した際に出てこないことが原因ではないか。一回の乗車につき1000Rs(500円)と他の列車の二倍以上するので地元民も乗らないのだろう。

この列車、編成の真ん中客車の屋根を取っ払って作ったであろうオープントップ車両が連結されており、見晴らしは素晴らしい。

しかも途中で謎のグループによるカントリーロードなどの西洋音楽の演奏まである。意味がわからない。

エッラの近くではナインアーチブリッジという観光名所があり、この列車は10分ほど停車し、その間で列車を降りて橋と列車の写真を撮れる。その後、途中のデモダーラ駅で全員が下車してしまい、ついに1人きりの乗客になってしまった。

バドゥッラ到着までの間、車掌さんに色々なアングルで写真を撮っていただいた。

オープントップ車両の外観。恐らく荷物車の屋根をぶち抜いて改造していると思われる。

宿に荷物を置いてバドゥッラの街を散策。

ここはきちんとした都市。観光名所のようなものはないが多くの商店が軒を連ね、活気があった。雨が降ってきたので、傘を買って街歩きをする。

全身イルミネーション教会。謎すぎる。電気代は大丈夫なのだろうか。

夕食。ストリングホッパーという米粉からできた麺に味付けをしたもの。メニュー名は単なるビーフヌードル。

スリランカでは夜には基本的に街歩きはしない(見るものがないし街灯が少ないので若干危ない)が雨のバドゥッラの街は風情があり良かった。

ゲストハウスでテレビをつけると日本語番組をやっていた。