起床するとアルメニアの荒涼とした大地が広がっていた。8:55、定刻より4分早くエレバン中央駅に到着。ドルの手持ちが少なかったのでカードが吸い込まれる恐怖と戦いながらATMでキャッシング。

地下鉄で市内へ行く。カードなどは導入されていないので窓口で切符(トークン)を買う。旧ソ連圏の地下鉄や駅の切符売り場はKASSAと言い、大体貫禄のあるお姉様方が退屈そうに座っている。(威圧感あって怖い)この時は100AMD(40円)の切符を買うのに20000AMDを出してしまい、(キャッシングで出てきたのがこのお札)殺されるかと思った。

宿に荷物を置いて近くの携帯屋でsimカードはを買うお決まりの流れをこなし、街の中心、共和国広場へ行ってみる。

広い。空間の使い方がこれまでの3カ国より余裕がある気がする。気候も涼しく街歩きがしやすい。


中心街にはラーメン屋もあった。

教会では日曜のミサをやっていた。ジョージアと同じく、熱心に祈りを捧げる方は多い。

ザンギロフ・ハツというハーブや野菜を混ぜてペーストにしたものを包んだ料理を食べる。普通に美味しい。

日程の都合上、エレバンの探索は最終日に回し、近郊にあるセヴァン湖に行ってみる。北バスターミナルでバスを待っているとタクシーの客引きが来た。最初は普通に拒否したが、勝手に3000amd→2000amdに値段を下げてくれたので800円ならいいかぁと合意。40分ほど走って観光スポットの教会の近くでおろしてもらう。

セヴァンナヴァンク修道院。湖に突き出た半島にある修道院でセヴァン湖の観光名所。この日も多くの客が訪れていた。


半島を付け根まで戻り裏山のようなところに登ってみる。右中央に小さく見えているのがさっきの修道院。左の山の奥はナゴルノ・カラバフ地方だ。セヴァンの街まで5kmほど歩く。

いかにもソ連な共同住宅が立ち並ぶセヴァンの街。

たまにはおしゃれなカフェに入ってみる。ここは地域のサードプレイスとしての役割もあるらしく楽器の練習セットや本などが置かれていた。少し休んでセヴァンの街を歩き回り、駅へ行く。

駅の上には赤かったであろう星がそのまま残っていた。ここの保線員に人生で初めてロシア人に間違えられた。

この電車でエレバンに戻る。夏季の週末のみエレバンーセヴァンーショルジャを往復している。


途中には山越え区間もあり車窓は面白かった。アルメニアは木が生えてないところが多いので見通しがよくなりやすい。

20:30にエレバン到着。今見るとひどい落書き。