今日は移動日。クタイシまで鉄道で移動する。首都と第二の都市を結ぶ鉄道といえばさぞかし本数も多いと思いきや、なんと一日一本しか走っていない。しかもミニバスより遅く6時間もかかる。
この一本だけ。しかし価格は9ラリ=450円とバスに比べて圧倒的に安い。
乗り遅れないようにトビリシ中央駅へ。空港のような外観をしていて、ショッピングモールが併設されている。
写真では分かりにくいが、客車はたった4両しか繋がっていない。
旧ソ連国らしく客車の前ごとに車掌がいて、検札をしている。外人の場合はパスポートもチェックされる。
明らかに元々コンパートメント(六人がけ個室)だった車両を改装したもの。非冷房で途中まで照明もついておらずトンネルでは真っ暗になった。
ジョージアを西へ進む。自身の座っていた側がまた陽の当たる側だったので相当暑かった。走ってるときは風が入ってくるが駅でかなり長い間止まるのでそのときがきつかった。
途中のリオニで切り離し。前3両は西部のオズルゲティに向かうため、クタイシ行きはなんと一両しかない。
機関車2両に客車1両という謎の編成でクタイシに到着。ここは警備員が写真消せとうるさかった。
宿に荷物を置いて街歩き。
旧市街の一角。ここだけ切り取るとヨーロッパの街にしか見えない。
遅めの昼ごはん。ここは立って食べる形式の店。ビールじゃなくてレモネードにしようとしたのに、注文した瞬間に注がれてタイミングを逃した。
休憩した後はバクラティ聖堂へ。元々世界遺産だったのに再建によって認定を取り消された教会。
原因の一つがこのエレベーター。ただ地元の人が納得しているのであれば、世界遺産かどうかはあまり問題ではないと思う。教会の本来の機能は祈りの場なので、それを時代に合わせてアップデートしていくことは必要なことではないか。
暇なので街で見かけたソ連式ロープウェイに乗ってみる。トビリシと同じく、山頂にある遊園地に行くためのロープウェイ。
市内の中央広場にあるコルキスの噴水。紀元前にジョージア西部を統治していたコルキス王国をモチーフにしたもの。黄金がよく産出したらしい。トビリシの国博にも同じような展示があった。
パンに飽きたので謎のカップ麺をスーパーで買って晩ご飯。