お前これ旅行記じゃないんか?と言われても仕方ないがどうしても書きたいのでゆるして
大学生らしく太宰でも読んでみるかと思ってが数日前で「津軽」と一緒に買った。紀行文の方が好きなので先に津軽を読んでいたのだがまとまった時間があったのでこれを読んだ。
一言で言うと破滅そのものを小説にしたみたいな話なのだがとにかく引き込まれる。あの時代特有の大仰な言い回しとユーモアが混じっていて相当キツくて重くて暗い話なんだが疲れず読める。
しかし自分で言語化できないのがもどかしいのだがそんなに軽い話ではなく終始展開は暗くて、破滅に向かってひたすら坂を転がり落ちていく感じ。別に登場人物にすごく共感できるとかそう言うわけではないのだがそこはかとなく自分の心に刺さってうまく言えないものが言語化されてる気がする。