May Shaksi♣︎Project Aryana -21ページ目

May Shaksi♣︎Project Aryana

MayUmaAve(मेई उमा अवे)公式ブログです
長編ファンタジー作家。神話研究家。
アーリヤーナ神謡集の製作余話や用語解説など、徒然に。

みなさま、おはようございます(o^^o)
間口の狭い記事に目をとめて頂きありがとうございます☀︎


前回掲載のサンスクリット語シュローカのお話を順番に書いていきたいと思いますので、お付き合い下さいませ〆(・ω・o)


まず、始まりのお祈りです↓↓↓

ॐ शुक्लाम्बरधरं विष्णुं शशिवर्णं चतुर्भुजम्।
      प्रसन्नवदनं ध्यायेत् सर्वविघ्नोपशान्तये॥

ヴェーダ文化では何かを始める時、障害を取り除き良い結果を得られるように、除障害の神ガネーシャさん(=ガナパティ、ヴィナーヤカ)にお祈りをします。


ガネーシャさんは象の頭をした神さまで、4本の手に蓮華、法螺貝(又は棍棒)、山盛りのモーダカ(小麦粉や米粉の生地でココナッツ餡を包んだ玉ねぎ型の激甘インドスイーツ)を持ち、右手で施無畏印(肘を曲げ五指伸ばした手のひらを見せる手印。अभायदानः何ものも畏れぬ力を与えることの漢訳。仏教では、衆生の五畏怖を取り除き安心させ救済しようとする仏の決意を表す)を結んでいます。
インド神話を知らなくても、象神と聞いてピンとくる人は多いと思います。


ちなみにガネーシャさんは仏教にも取り込まれ、大聖歓喜天さま(聖天さま)として祀られています。お供え物は甘い歓喜丸(歓喜団)という揚菓子と果物。来日しても甘党なんですね(笑)

日本の作例の多くは二本腕の双身像で、2人の象頭尊が抱擁する姿をしています。
ハグした雌象が逃げないように爪先を踏んでいる方がヴィナーヤカさん、もう一方は雌象に化身した十一面観音さま。日本に伝わった数少ない密教タントラの像ですね。

仏教説話によると、暴れん坊で皆を困らせていたヴィナーヤカさん(विनायक障害を与える者の意)を改心させる為に、十一面観音さまは雌象の姿で現れ「私を娶りたければ仏教に帰依しなさい」と言い、それに応じたヴィナーヤカさんは聖天さまになったそうな。…観音さま、カラダ張ってますね(^^;



失礼、つい脱線しましたw
出自の話や右牙がなんで折れているかとか、書きたいお話がたくさんあるのですが既に長文なので、またの機会に。



さてさて、人々に障害を与えもしますが、取り除いてくれるのもガネーシャさん。
インドではとても人気があり、シュローカやマントラが沢山あります。
今回取り上げたシュローカの意味は、ざっくりこんな感じです。
(読みはローマ字で表記しましたが、鼻音とか蒸気音の区別はできていません。IAST表記用の記号が拾えたら直しますね)


शुक्लाम्बरधरं विष्णुं शशिवर्णं चतुर्भुजम्।
shuklambaradharan vishunun shashivarnan chaturbhujam
(白衣をまとい、普遍照する月明かりのような色をして四本の腕を持っている)

प्रसन्नवदनं ध्यायेत् सर्वविघ्नोपशान्तये॥
prasannavadanan dhyaayeet sarvavighnopashantayee
(優しく微笑むガネーシャさんの姿を思い浮かべましょう。全ての障害を取り除くために)

お仕事や勉強を始める時に、このシュローカを3回唱えるといいでしょう(o^^o)


私は仏教徒だし…と言う方は聖天さまの真言でもいいかもしれませんね。


オン キリク ギャク ウン ソワカ
(ほぼ擬音語のため訳不能)
ॐ ह्रीः गः हूँ स्वाहा।
om hriihi gaha huun svaahaa
‥‥梵字のフォント欲しいw


原音と梵字悉曇の読みに違いが出るのは、中国で一度漢訳された影響だと言われています。あ、今更ですが梵語≒サンスクリット語、梵字≠ディーヴァナーガリーです。
そもそも、サンスクリット語は口伝言語で表記文字はありません。
サンスクリット語も年代で聖典サンスクリット→古典サンスクリット→仏教サンスクリットと変化があるので、ここでは古典サンスクリットをサンスクリット語と呼んでいます。

私は真言陀羅尼からこちらの世界に入ったので、最初にディーヴァナーガリーの勉強を始めた時はパニックに近かったです(笑)
例えば、文字の横に付く「:」という記号。梵字では涅槃点といって「ku」と読みます。
ディーヴァナーガリーではヴィサルガといって、基本「h」と読みますが、後ろに続く文字によって「s」や「舌根音」などに変化します。って、また脱線してしまいましたorz



ガネーシャさん/聖天さまはとても頼もしい神さまですが、ご機嫌を損ねると怖いことでも有名です。間違っても、ふざけて真言やシュローカを唱えるのはやめましょう。
笑顔を思い浮かべて、清い心でお祈りしましょうね(人´∀`*)

しかし、象の笑顔って?‥‥えー、お後がよろしいようでw


{35AB3DB7-7DA0-4C76-92A6-238D2AB001B2}



हरिःॐ