本日は日本国としては山の日だけれどわたしにとっては父の命日




 



あっという間に月日は過ぎた
3年前の今日がその日だった



あの日は暑かったけれど
今年の今日は台風接近の影響で涼しいくらい



8月の炎天下の墓参はムリだろうからと先月墓前で手を合わせてきたが
この気温なら今月も行けるような気がしてきた



お父さん
そちらの暮らしはいかがですか
美味しい日本酒とお刺身とお豆腐を心ゆくまで頂いていますか



最晩年のころ配膳した食事の量が少なく見えて
「足りる?」
と尋ねるとお父さんはいつもこう答えていた
「足 ら せ る の!」



戦争経験者だからなのか
そもそもそういう概念の持ち主なのかわからないけれど
いまは決して食べ物に困っている訳でもないのに毎度必ずそう回答する理由がわからなかった



もしかするとお父さん自身にも深い考えがあった訳でもないのかもしれない



ただなんとなく…
旅立つ準備を自然とおこなっていたのかもしれない
ふとそう思った



意識を失い救急車を2度も呼んだときも
「寝れば治る」
お父さんはそう言って救急隊のみな様の提案を頑なに拒否をしたけれど
実際翌朝には通常運転に戻っていた



「入院はしない」
そう言い続けてきたのに突然態度が軟化し
「入院してもいい」
とお父さんが決めたときは大抵それなりの病状だった



よく自分を観察していたのかもしれない
よく自分を理解していたのかもしれない
お父さんはアタマが良かったものね



そういえばこの前お父さんの追悼ミサを立てて頂いた




 



故人を想い出すと
天国にいる故人の周りには沢山の花が咲くのだと誰かが言っていた
きっと今ごろは辺り一面枯れることのない色とりどりの花に囲まれているはず



お父さんは意外と花が好きだったね
「それがいちばん良い」
お父さんがそう言ったわたしの服も色とりどりの花柄のワンピースだった



これから台風がやって来るみたい
南の方では大きな地震もあった
お父さんが残してくれた日本はどこへ行くのだろうね



何度も言うけれどお父さんの子どもで良かった
それなのに優しくできなくてごめんなさい



位牌の前に日本酒を供えておくね



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