今日は母の誕生日




 



生前あまり祝ってあげられなかったことが
今ごろになって沁みてきます
 


わたしの母は明るく社交的でありながら
そこそこの自己肯定感の低さを併せ持っていました


 
わたしや妹に対する母の過度の期待や躾は
低学歴の彼女が高学歴の父に嫁いだことや
幼少期の貧乏体験によるものでもあり
同時に
深く激しい愛情によるものだと今なら理解できますが
渦中にあっては理解不能なものでした
 


「もっと理解できたら良かったのに」
と想像しては
「否、それはきっとそのままでよかったはず」
そう思う気持ちとを行ったり来たりします
 


あの体験がいまのわたしを作ってくれたのだけれど
自分中心の視点だけでいると
こんなにも多くの事実を取りこぼしてしまうことに気づかされるのです
 


そして
あの頃のつらかった想い出やあたたかな想い出さえも
邪念が取り除かれてどんどん純粋な結晶のようなものになり
少しずつ遠ざかってゆく
 


亡くなってなお学びを与え続けてくれる母の誕生日に感謝を捧げます
生まれてきてくれてありがとうございました
わたしの母となってくれてありがとうございました
 


きっとこれで良かったのです
きっと



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