湧水を汲むように指示された時間まで20分を切っていた
 


思いのほか急勾配の坂道をびゅんびゅんとわたしはくだる



すれ違う人の中には明らかに「お水を汲みました」といわんばかりの容器を携えているひとがいる
 


わたしも汲むのだ
妙な使命感がわたしを支配していた



下調べはした
でもどんな場所なのだろう
 


それなりの距離をくだったと思ったあたりで急に視界が開けると
そこには小さなお茶屋と
その奥に水と緑に包まれた場所があった
 


 



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