3か月ぶりのライヴへ行きました
普段はおひとり様が多いわたしですが今回は友達と一緒
 


さあいよいよ開演!となったとき彼女がわたしにこう言ったのです
 


「またマユちゃんと一緒に観れて良かった!」
 


なんと有り難いお言葉!と感激するのと同時に
「どうしたのかしら?」
と思うもすぐにライヴの世界へ没頭
 


帰宅したわたしはメッセージが届いているのに気づきます
 


「実は腫瘍マーカーの数値が高かった
骨も調べたら炎症があった
転移なのかただの炎症なのか今度MRI撮ってくる」
 


彼女はきれいで、頭もよく、とても愛情深い
そして
わたしと同じサバイバーなのです
 


一体どんな気持ちで
開演前にわたしにあの言葉を伝えてくれたのだろう
どんな想いで打ち明けてくれたのだろう
こういう想いをするひとがこの世にどれだけいるのだろう
 


さらにこう続きます
 


「再建したバストの定着が良くないけど
傷を気にしないで好きな服を着てまたライヴに行きたい」
 


彼女の夢が叶うようにしてあげたいけど
何もできませんでした
 

「わたしはあなたの味方よ」
 


そう返信するのが精いっぱい
 


自分の無力さと洞察力のなさをとことん突きつけられました



生きたいように生きればいいとよく聞きます
それは本当だと思います



しかし
ひとは見たいようにしか見ないし
聞きたいようにしか聞かないから
何が本当に望むことなのかを見極める力量が必要です



彼女の望みは
彼女が持つ本来の華やかさを取り戻すことでもあるのかもしれません





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