誕生日を迎えます



さまざまな体験とさまざまな感情に湧いた2021年
ここが正念場だと理解してもなお心が追い付かないときがありました



例えば正直に告白すると
「わたしにはもう女の価値がない」と何度も心が千切れそうになったり



いつ頃からでしょうか
次のように思えるようになったのは



あの時の涙も
あの時の憂いも
あの時の喜びも笑いも
すべては「わたし」という女が纏う陰影となる
それは唯一無二であってむしろ付加価値でしかない
「わたし」という女の価値を決めるのは貴方でもなければ他の誰でもない「わたし」なのだと



そしていつの間にか
想い描いていたのとはまったく違う景色が眼前に広がっていたのです



「必要なことが必要なときに必要な分だけ起こる」
成功者がよく口にするそれが本当ならば
わたしが見てきた景色もいまのわたしに必要なものだったのでしょう



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誕生日は感謝する日だと聞いたことがあります
一瞬でも想いをかけてくださったみな様に心から感謝申し上げます
それから母にも


「マユコが産まれたあの朝はとっても寒くてね
でもおばあちゃんが一晩中背中をさすってくれてね
産まれてきたマユコは髪の毛がぜ〜んぶ大仏様のような渦巻き状になっていて看護師さんと一緒にびっくりしたのよ
お母さんは『必ず女の子をください』ってずっと神様に祈っていたの
生まれてきてくれてありがとう」


お母さん
2022年の今日もまた寒さが身に沁みる日になりそうね
もう直接伝えることは叶わないけれど
寒さ厳しい季節のなかでわたしを産んでくれてありがとう
春はもう
そこまで来ているのよ
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「若いとき」は二度と来ません
でもそれは十代の頃にのみ適用される言葉ではなく年齢を経た今も同じなのに
ひとは碧い時代のみをフォーカスしがちで
「いま」という時もまた二度と訪れないことに気付かない



だからこそ



今後のわたしを導く写真としてこちらを2022年最初のメインに据えました
初見から「コレだ」と「おりてきた」ものです



2022年
果してどんな景色が広がるのか
見えてくる景色をどう捉えて生きるのか
楽しみながら面白がりながら
まずは二度と来ない今日を生き切ります