台風接近の昨日
撮影して頂いたその余韻が残る
データが納品され目を通す
第三者の見るわたしと
わたしが想うわたしは違う
もっとこんな風だと思っていたのにとか
もっとこうなら良いのにとか
自分で自分をジャッジする
でもデータを見たとき「全部いい」と思った
わたしは
わたしが想う以上に素敵な女としてそこに佇んでいた
もちろん写真家のウデがとても良いのもあるし
わたしという女の良さを引き出す能力にも長けていらっしゃるのだけれど
この写真のわたしは今のわたし
同時に少し未来のわたし
この素敵なわたしに日常で追いつくときが来る
否
もう現時点で
ありのままで良いのだけれど
イメージの中でひとは生きる方向を見出す
このわたしをもう閉じ込めておくのは窮屈で
こういうわたしを嫌いなひとは嫌いになってくれて構わない
わたしは想像以上に美しかった
