先日、母の定期健診に
付き添いました。
病院は上野にあり、
横浜市から滅多に出た事のない母には
小旅行になります。
毎回母は、お弁当を持参するようになりました。
私の目の前には
勝手に、温かいお茶と
食べ慣れた味の、お弁当が並びます。
子供の頃から
食卓には、手作りのご飯が並ぶ事が
当たり前だった。
そういう当たり前には
目を向けず、
無い物ばかりを
探していた日々。
今回の付き添いは
いつもと違って
母の愛を感じる事が
たくさんありました。
帰りには
必ずお土産を持たせてくれます
「好きなの選びな。」と言われても
500円くらいの物を選ぶのが
精一杯でした。
2000円くらいの物
選べないのか、私。。。
79の年金暮らしのばあさんに
お金を出してもらう事への罪悪感たらありゃしない。
別れ際、
何度か振り返って
手を振る母。
そんなかわいい人だったっけ?
何とも言えない
切ない顔をしていました。
もう、終わろう。
もう、許そう。
母に悪い所なんて一つもない。
ただ、自分に正直に生きただけなんだ。