私が結婚したての頃、
いや、まだ夫とお付き合いをしていた頃
精一杯、夫の好きな女性になることに
力を注いでいました。
料理なんかしたことも無いのに、
料理上手を装ったり。
人見知りが酷すぎて
夫の実家になんか行きたくもないのに、
遠く離れた夫の実家まで行ったり。
好きな人に好かれたいって
誰でも普通に思う事だと思います。
でも私の場合
少し違っていて
何としても好かれていないと
私の生きていく場所がない。
くらいに考えていました。
夫のご機嫌ばかりを気にしていた事に
気付かされたのは、
長女ミユが不登校になり数年が経った頃。
「ママ、パパの顔色ばかり気にしているね。」
そう言われてビックリしました。
自分では全く自覚が無かったので
何を言ってるんだろうと思いました。
よく考えてみると
確かにそうでした。
「パパが怒り出すから○○しておきなさい。」とか
「パパに叱られたくなかったら○○するのよ。」とか
口癖のように言っていたように思います。
でも、私の夫は温和な人です。
私に対して、
怒ったことはほとんどありません。
それなのに、たまにイラついたり
怒っているそぶりが見えると
恐怖心が酷くなり
ご機嫌をとる行動をしてしまいます。
私の両親は
四六時中、夫婦喧嘩をしていました。
子供の頃見ていた両親の夫婦喧嘩が
たまらなく嫌だったから
その状況になることを恐れているのかも
しれません。
この人はそんな人ではない
と思っても、
いつかキレるのではとか、
いつか捨てられるのでは、と思って
気を利かせすぎて
やりたくないことまで
やっていました。
ここ数年
心屋塾のマスターコースに通った頃から
好きな事をして
嫌いな事はやらないようにしました。
大嫌いだった
夫の実家に帰ることも、
子供たちも大きくなったので
限界を感じていたのもあり、
ぱったりと辞めました。
(ちなみにうちの母は、私が夫の実家に帰る事が
全く理解できず、いつまで行く気なの?という人です。
←それが私は悪い事だと思っていました。)
料理も、体に余裕がある時しか
作りません。
長年装っていた良い妻のフリを
やっと下すことができました。
そのことによる
副作用は出ると思います。
それを引き受ける覚悟も
同時にしていかなくてはいけないと思いました。
生きなおしです。