今日は訪問看護の日
今日の母は穏やかで
看護師さんと機嫌良く話しをしていて
安心でした
「今日はご飯食べましたか?」
「食べたよ。あたしは何でも食べるんだよ。嫌いなものはないからね」と得意気です
そして
「まずくても美味しくなくてもどんなのでも食べるよ。」
はあ?聞き捨てならないセリフ
「まずくても」「美味しくなくても」って…
同じ意味だし…
でもこうして
楽しげに会話してるのを見ると安心します
看護師さんとの会話の中で
母の話すことの9割が
それは違うと思うのですが
いちいち訂正しても仕方ないので
わたしは黙って聞いてるだけです
「子どもさんは何人ですか?」
「3人いるよ。上の子は先生やってんだ。偉いんだよ。」
実際は子どもは2人だし
上の子ってわたしですが
先生と名の付く仕事はしてないです
なにもわからない中でも
心のどこかに願望があって
それが現実だと思ってるのかもしれません
そしてそのことを
自慢したくなるのでしょうか?
うちの母は
昔から見栄を張るところがあったので
余計そう言うことを言うのでしょうね
ケアマネや看護師さんには
そんなよく分からない自慢話ばかりしてます
母の話しではないですが
わたしは若い頃
車のセールスの仕事をしてたのですが
ご家族で車を見にきたお客様で
その中で高齢の女性が
「うちの主人は医者だからお金はあるのよ。運転手がお迎えに来るんだけど、もう1台ぐらい車買おうと思ってきたのよ。」とおっしゃってました
そして、やたら
「お金はたくさんあるの。今日買うから。あなたも嬉しいでしょう?」と言うので期待してたのですが、息子さんに「今の話は全部違いますから。母は認知症なんで。」と言われガクッときたことがあります
昔のことなのに
いろんな意味で衝撃だったので
強烈に覚えてるできごとです
若い頃は
認知症なんて無縁ですから驚きでしたが
認知症あるあるの作話だったのですね
しかし
うちの母もですが、
話してるとだんだんと
あれ?おかしいな?となりますが
その作話を流暢に話すので
本当なのかと思って聞いてしまいます
それにまた
分からないことを聞かれても
ごまかし方がうまいです
なんでも知った風に話します
それにしても
うちの母は何も分からないのに
ケアマネや看護師、初対面の方とも
物怖じせずグイグイ話をしていくから
すごいです
いつまでも楽しく話ができてれば
いいなと思います![]()
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