大原麗子 | 一隅のひまわり。膿疱性乾癬、乾癬性関節炎、CRPSの障害年金生活者

大原麗子

病気になっただけでも女優さんだしね、精神的に追い詰められると思うのに薬でも精神状態がめちゃくちゃにされる。



でもそんな事、本人にしかわかんないもの。



口汚く罵られたり、泣かれたり、かと思えば甘えられたり、身内や友だちは突き放せない分苦しかったかもしれないけど。



それでもやっぱりその時1番苦しかったのは麗子さん本人なんだと思う。



親しい人や身近な人や身内は、その言葉に巻き込まれてしまって、思いがけなくも傷ついたり悲しんだりする事になってしまう。



だからそんな時は他人に任せといた方が多分良いんだろうと思う。



わたしの経験から言っても。



わたしの病気はギランバレーではないけどね。



難病だし、薬も沢山飲んでいて、その副作用で自分で自分をコントロール出来なくなって、夜中の長電話や、口汚い長メールで友だちを無くした。



なんであの時ああなってしまったのか、自分でもわからないのよ。



ただ苦しくて苦しくて、苦しいのに死ぬ病気でもなくて、まぁこんな発言すると叩かれたりするんだけど、でも、そこが苦しい根本な気もしてるから、ここは曖昧に濁して書くことは出来ない。



薬で暴言を吐いてしまっているんだけど、健康な人には理解出来ないものね。



だからほら、浅丘ルリ子さんもあの頃麗子の電話に出るのが苦痛になってたって言っちゃってるじゃない?



そうなるよ。そうなって当たり前だよ。



理性で抑制された美味しい言葉しか聞いてこなかっただろうから、傷ついたと思う。



そうやって自分が好きな人たちから次々と嫌われていって、気づいたら独りぼっちだった麗子さんの事なんて、電話に出るのが苦痛なほど嫌いになった人の事なんて、もう孤独死させてしまってからあーだこーだ言ったって嘘。



独りぼっちの麗子さんを慰めうる言葉なんて何処にもなかった。



わたしは人間死んだらそこまで、死んだら終わりだと思っている。



だから思い出は語れるけど、そんな言葉で孤独死した麗子さんは今さら何も救われない。



救いたいなら生きているうち。



でも悪魔のように口汚い人を、なんとか救いたいと思ったとして、仲良くやってこうったって無理だから。



だから誰か他人にお世話を頼むくらいしかないだろ、ってわたしは思う。



そこを乗り越える愛情があるかどうか、それが分かれ道だって事に変わりはないけどね。



そこまでの深い愛情とお金があるかないか。



お金も大事。



他人のケアにそこまでお金を使えるか?っていうと難しいよね。夜中の長電話の代わりの捌け口になってくれる他人様。



どういった職種かはわからんけど、寂しくなった時に側に居てくれる他人。



わたしも必要だって感じるもの。



でもお金ないからさ、お友だちに迷惑かける事になってる。



大スターも仕事がなくなってしまえば、ただひたすら孤独なんだろうな。



わたしもいつか孤独死するのかもしれない。



死後どのくらいで発見されるのかな?



見つけてくれる人の愛情の深さによるのかもしれないな。



誰にも愛されてなかったら、白骨か?



まぁ、いいわ。死んだ後の事はさ。