2019年9月27日

乳がんを告知されました。

実家の千葉には
両親と兄とおばあちゃんが住んでいて、
ちょうど台風で停電や、瓦がなくなってしまい屋根はブルーシートになっているなど慌ただしかった時期でした。

仲が悪いかと言われれば
きっとそうではないのだけれど
わたしは両親があまり好きではありませんでした。
親への感謝はあるけれど、
人としてこうなりたくない人達でした。


しかしこの先、治療費を払いながら家賃や生活費がやりくりできる自信もなく、
これまたちょうど引越しが控えていて解約申込をしてしまった後なので
わたしは一度実家に戻る決心をしました。
わたしにとってはまずこれが始めの大きな決断でした。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、それほどにわたしは実家は戻りたくない場所だったんです。
きっと心が死んでいく、そんな気さえする場所でした。


母に電話をしました。


まずはなにげない日常会話から。
屋根は大丈夫なのかとか、そんなことを話しながら言ってみました。

「なんか癌になっちゃったから、実家に戻ろうかなぁ」

特に反応はなく普通の会話が続きました。
あ、これ聞きとれてない 笑
と気づきもう一度言いました。
母は驚きはしていたようですが、どこのなの?いつわかったの?など質問をしてきて、とりあえず戻ってくればと言ってくれました。


話しながら涙が溢れてきてしまいました。
親の前で泣いたのは幼稚園ぶりだったでしょうか。
それくらい久しぶりに、
思わず涙がでてしまいました。
電話でも伝わってしまうほどに
涙がとまりませんでした。

癌の告知も冷静に受け止め、
自分は強いし大丈夫と思っていたので
涙が急に溢れた自分にびっくりしました。
それも親の前で。


母は特に慰めるなどもなく
ただ普通に会話をして、
実家に戻るということを伝えて電話を切りました。



実家に戻るといっても両親はもう年金暮らし。
家賃がまかなえるとしてもその他は自分でどうにかするしかありません。

実家は千葉ですがとても不便なところにあり、
都内の職場に通うのに片道約2時間半もかかる場所でした。

わたしの仕事はポスターやwebなどをデザインするお仕事です。
幸いリモートワークが不可能ではない仕事なので、前例はありませんが会社に交渉してみようと思いました。

ひとまず社長にラインを入れました。
癌になってしまったので、今度いろいろ相談させてほしいと。