58歳の連続起業家が、若者を鼓舞するために書いた本、かな。
元気。
好奇心。
新しいことへの挑戦。
失敗することを恐れる若者、、、いや、若者だけじゃない。
偏差値エリートは彼の世代、もうちょっと上の我々(60代)から始まってる。
そんなつまらない連中に、失敗したっていい、好きなことをやればいいんだ、
と、訴えている本。

いつから我々はこうなってしまったのか。
言われた通りのことをして褒められることが一番で、
好奇心のままに挑戦して失敗することを厭う、嫌うようになってしまったのか。
世の中に正解なんかないはずなのに、あたかもそれがあるように、
大学受験で正しい答えを出す奴が偉く、そのためには中高から、
下手すれば中学受験からしっかり塾に通って学ばないといけない、
という国になってしまったのか。
敗戦の焼け野原から、アメリカに追い付け追い越せ、見本がある時代、
工業化社会で大量生産で高品質なものを作るのが正しい時代はそれでもよかった。
今はもはやアメリカは見本ではない。
バブルピークでアメリカを追い越したつもりになった瞬間、
日本はどうしたらいいのかわからなくなって、失われた30年が始まった、
何をしていいかわからないのに、それまでのシステムを変えられなかったから。
というかどう変えればいいかわからなかったから。
それが高じて世襲議員を大量生産させ、会社の社長も偏差値エリートばかりになった

てなとこかな。
それに反旗を翻すこの本。いいね。

 


第1章…「嫌い」も「好き」になる
絶望してみよう
例外ネズミ
“限界”設定なし
ストリート経営
偶然売れるものなし
壊すことがブランディング
ダメな規格外がベスト
断る価値
など

第2章…「興味ない」も「好き」になる
いつもベストバージョンな自分
物事は「楽観的に」疑え!
安定がない人生がデフォルト
インターネットが奪った欲望
スモールコミュニティの時代
など

第3章…ひとつの「好き」もたくさんの「好き」になる
遊びが育てるクリエイティビティ
自分はどこにある?
シェアレス=孤独を楽しもう
ワイドショー脳になるな
弱弱(よわよわ)連合を築け
自分認め力100%
など