出産には其々ドラマがあると思いますが、
私は恥ずかしながら失言が多く反省するお産となりました。


分娩室へ入った時の陣痛はまだまだ普通に耐えれる程度で、助産師さんも富士山登山で例えるとまだ4合目かな~と仰っていました。


この助産師さんはゴッドハンドの持ち主で、触られるだけで痛みが和らぎ、話しかけられると不安な気持ちは薄れてゆくんです!

彼女の絶大な安心感が私を安産へ導いてくれる
そう思うと何も不安は感じませんでした。


しかし私は、気づいてしまいました。


彼女きっと日勤だ…

そして私の口から出た信じられない第一の失言

「何でもするからあと1時間だけ居て下さいお願いします!」

母ドン引き…

私、お願いしますの連呼。

助産師さんは笑顔でいいですよ♡と答えてくれました。多分裏で色々調整して下さいました。
ごめんなさい。

本当に彼女あってのお産だったので、一生お顔とお名前を忘れません。

分娩室に入って10分が過ぎた頃、私は第2の失言を放ちます

「今18時10分ですね。18時30分迄には産みます!」

助産師さん始め皆さん

「え?何で?」
と口を揃えて返されました。
この時まだ6合目くらいだったそうです。


お産はベビ子のタイミングなのに、目標地点を設定したがる癖がこんな時にも出てしまいました
助産師さんはあと1時間しかいてくれないし、産んだ後しっかりお礼を言いたいしと逆算したのです。
生まれる準備をしていたベビ子もビックリした事でしょう


それからも、いきみ逃しが中々上手くできない私は、もう産みたくて産みたくて第3の失言を噴射

私「ドクターまだですか?」
助産師さん「もういらしてますよ」
私「え?じゃあ何待ちですか?」

ベビ子のタイミング待ちに決まってますが、何様ですか?とスタッフの皆さんは言いたかったでしょう。

後から母に叱責されました


分娩室に入って1時間弱、泣き叫ぶとか、食いしばって歯が欠けるとかそんな壮絶さは無く、想像よりもスルリとベビ子を出産しました。


そんな私のお産ですが、分娩室迄の道程はとても長く、精神的にも体力的にも辛いものでした。
その分感動も大きくなりました。


生まれた時の元気な産声を聞いた時の感動
小さな体を胸に乗せた時の幸福感
主人と3人で手を繋いで家族になった事を実感した事
スタッフさんと泣きながら喜びを分かち合った事
感謝しても感謝しきれない気持ち
母からのお疲れ様おめでとうの重み


一生忘れられません





17:00 陣痛室へ入る 
18:00 分娩室へ入る
18:10 勝手に目標設定する
18:30目標時間虚しく過ぎる
18:45 ドクター到着
18:56  ベビ子誕生
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退院時にアルバムを頂きました。
1枚目にはカンガルーケアの最中の初めての3ショットと、助産師さんからの暖かいメッセージがありました