今年から日本でも解禁になった新型出生前診断のカウンセリングに行きました。
名古屋では実施しているのは名古屋市立病院と、藤田保健衛生大学のみ。私は近い名市大を選びました。
紹介状をもらったものの、初診の為11時に着いてカウンセリングが始まったのは13時半でした。事前にアンケートがあり、その項目の中で印象深いものがありました。

ー命の選別に繋がると思いますか。

私は思うと回答しました。
実際にこの検査で陽性になった方の多くが中絶をされているそうです。


私が出産する頃は36歳、高齢出産です。
年齢的には約260人に1人という割合だそうです。そう思うとこうやって私達が五体満足に産まれてきたことは特別な事なのかもしれません。
私は五体満足に産んであげることが出来るだろうか…。

私は特別養護学級のある小学校中学校で過ごし、障害のある同級生とも日々の生活を共にしました。突然奇声を発してウロウロし出す子、思い通りにいかないとすぐ噛んだり叩いたりする子、会話がうまくいかない子、ダウン症の子、同級生として9年間成長してきました。
学校生活での短い間だけでも、ご家族の苦労を感じます。勿論幸せも沢山あるし、皆可愛い子供です。でも現実問題としてお金も時間も必要です。
私達の収入で育てていけるだろうか。
私達が死んだ後、この子は幸せに生きていけるだろうか。
心配で心配で苦しいです。

でももし、この診断で結果が分かれば、少しは準備が出来るはずです。
陰性であれば、その正確性は90%以上です。
ただ、陽性の場合その正確性は低いようです。その為、羊水検査が必要になります。

ただ羊水検査は血液検査に比べリスクがあります。特に私のような皮下脂肪が暑い方、開腹手術をしている人は癒着があり、羊水検査の針が上手く刺せず赤ちゃんの命にかかわる事態になった事があったそうです。

妊婦さんなら皆さん同じ思いでしょうが、どうか授かった赤ちゃんが健康でありますように。そう願わずにはいられません。

カウンセリング事態は10分程でした。次回は検査日、夫と二人で受信するのが規則だそうで有給をとってもらいます。