大河ドラマ
「光る君へ(6話)」
 
 
またまたねこ大河を描きましたカラーパレットニコ
今回は簡単に。
 
毎話毎話 感想も書く予定はないんですが、
今月も仕事が無く、
強制的に休みを取らされている状況で時間を持て余しております。
 
 
 
漢詩の会のこのシーンメモ
 

 

 
なんか引っかかって調べましたニコニコ
(ほぼ休み一日使いました。平安時代までは好きな時代なので苦じゃないニコニコ)
 
 
ちなみに、全話、紙に書かれている文字は全て俳優さんが一生懸命練習した直筆だそうで…
実際に1000年前の本人が残した史書の文字の雰囲気を元に書いているそうです。なのでそこにも注目していますメモ
 
 
で、調べた結果、2つの解釈になりまして(私の中でですけど)
 
 
 
藤原公任の歌をどう思うか、漢詩の会主催者である藤原道隆に聞かれたまひろ(紫式部)の返事は、
 
「公任様のお作は、唐の白楽天のような歌いぶりでございました不安
 
でした。
 
でも、
どうやら白楽天の元歌を文字って歌ったのは道長の方らしく、
 
あらためて見返してみると、まひろが感想を言った後の道長の表情が「あ…真顔」という感じでした。
 
 
簡単に言うと、
公任の歌の感想を聞かれたのに、
頭ん中が道長の歌の余韻でいっぱいになり、公任の歌の解釈ができてなかった、、
というのが一つ。
 
 
もう一つは、
「私はそうは思いません!物申す
と言った ききょう(清少納言)の通り、
公任のその歌は白楽天というよりはその親友の元微之(げんびし)っぽいのでは?という解釈。
 
 
なんせこのシーン、
白楽天の全部の歌の雰囲気を知ってないと正解がわからないという超ムズシーンでしたニヤニヤ
 
 
ただ、ききょう(清少納言)が
「私はそうは思いません!(白楽天ほぼ否定)」
「そうじゃございません?(元微之ぽかったよね?)」
「まひろ様はお疲れでは!?(私の解釈が正しい)」
と、白楽天を否定気味に言っているので、
まぁ、まひろの解釈間違いなのかなぁ…??と。
 
 
ただ、
後に紫式部は清少納言の事を
『得意げな顔をしているが知識不足の人』
と、史実で言っているようなので、このシーンのききょうのセリフも怪しいんですニヤニヤ
 
てことで、やはり白楽天の歌を知り尽くしていないとわからない激ムズシーンでした。
 
 
今後、ききょう(清少納言)がどう扱われていくかな?
定子の家庭教師として才女っぷりを発揮していくのか、
知識をひけらかして空回りしていくのか、、
 
 
 
ちなみに藤原公任の歌は、

 

一時過境無欲物
莫道醺々漫酔吟
聖明治蹟何相致
貞觀遺風觸眼看
 
「この時に目に触れるものは全て風流な景色ばかり
酒の酔いに任せて詩を吟じていると言ってくださるな
この明君の知らしめす太平の世を改めるまでもない
唐の太宗の治世が目に触れるところ全てに現れているのだから」
※訳はドラマの字幕からとりました。
 
これは1000年前に実際に本人が作った歌だそうです。
深いね🪭
 
 
太宗(598年~649年)
…唐の第二代皇帝←第二代ですが事実上の建国者で、後世にも『貞観の治』と呼ばれるほど理想的な政治を行った人だそうです。