今日は、メキシコ北部を旅行していた時に

出会った、ある男の子のお話をしたいと思います




鮮やかなメキシコの青空の下で出会った

少し切なかった、そんな記憶です








私たちは車で移動中で

休憩のためにある町のコンビニの

OXXO(オクソ)に立ち寄りました





駐車場に車を停めてトイレに行こうとOXXOの

横を通った時のことです




そこに、一人の少年が立っていました




AIに作成してもらいました👆





年齢は、きっと15歳から18歳くらい




まだ子供っぽさの残る、華奢な背中でした







少年と、すれ違いざま

一緒にいたメキシコ人の彼にボソボソと

何か声をかけたんです




その瞬間、ふと彼の顔が見えました




その表情は……本当に、暗いものでした




何かに怯えているような、

あるいは、すべてを諦めてしまったような、

そんなとても暗い瞳





一瞬の出来事だったけれど、その瞳の暗さが、

私の心にズーンと重く残りました






トイレから戻る時、また彼の前を通りました





今度は少し冷静に彼を見ることができて

彼の足元に小さなクーラーボックスが

置かれていることに気づきました




「(彼は何をしているんだろう……?)」




車に戻ってから、

気になってメキシコ人の彼に聞きました





「さっきの男の子、何を言ってたの?」



「あの子はね、薬物の更生施設に入っていた子だよ」




メキシコでは

薬物依存から立ち直ろうとしている人たちが

更生プログラムの一環として、

こうしてコンビニの前などで

物販や募金活動をすることがよくあるのだそうです





施設の許可(OXXO)をもらって

この場所を借りて

自分たちの手で、飲み物やお菓子などを売って

更生費用を稼いだり、社会復帰のための

トレーニングをしているというのです



彼がボソボソと言った言葉は、

「何か買いませんか?」という

精一杯の商売の言葉だったのです




あの時の少年の、あの暗い瞳




どんな事情があって、どんな辛い経験をして

そこに立っていたのかは、私には分かりません





でも、若い彼が、過去の過ちから這い上がろうと

自分の人生をやり直そうと、必死に一歩を踏み出している





その事実を知った時

胸が締め付けられる複雑な気持ちになりました







メキシコの厳しい現実の中で

彼がまた笑顔を取り戻せる日が来ることを

私は心から願っています





「頑張って。負けないで」





直接は言えなかったけれど

心の中で何度もそう呟きました







あの街角で出会った少年の瞳は

きっとこれからも、私の心の中で

メキシコの風景と共に生き続けると思います







皆さんは、

旅先で忘れられない出会い、ありますか?







最後まで読んで頂きありがとうございました☺️🌙✨