私が受験生のころ、予備校で現代文を教えてくれた先生がいます。

それは、東進ハイスクール(当時)の宗慶二先生です。

 

この方、「やばい」んです。

 

※やばいなんてものに集約したら、宗先生に怒られそうだけど、あえて使ってみました笑

私はこの方を、単に現代文の講師ではなく、人生の師だと思っています。

 

出会いはもちろん大学受験生時代、東進の現代文講座を受けたことです。

私は、現代文がとても苦手でした。というよりも、活字を読むのが苦手だったんですよね。

当時の私は「相手の話も理解してるし、自分の考えも伝えられてるんだからわざわざ現代文として学ぶ必要なくない?」とか思ってました。だから、昔から国語の授業をおもしろいと思えたことがなかったんです。プールの後の寝る時間でした。

 

宗先生の授業はこれを覆してくれました。

おもしろかったんです。

 

いわゆる現代文を解くテクニックを教えるものではなく、課題文からの学びや現代文を学ぶことの意義に焦点を当てた授業でした。その中でも特に言語論についてのお話で、私は人生が変わりました。

簡単に言うと、世界は言葉によってできている、というもの。だからこそ、言葉が豊富になることで、見える世界も豊かになるというお話でした。そうなると、私自身の言葉を増やすことで、今まで様々な人から聞いてきたお話や見てきた世界から、さらに豊かな学びを得られるってことですよね。ワクワクして仕方ありませんでした。

 

この言語論のお話、説得力がすごいんです。だって、それを語る宗先生の言葉は、単に語彙力があるだけでなく、捉える側面の数や深さも桁違い。そんな姿を見て、私は、世界を豊かにとらえられる、知識と経験と余裕のある人になろうと決めました。

 

今日、この話を書こうと思ったのは、宗先生のYouTubeチャンネルで、またまた学びのある動画が出たからです。

今回は「読むこと」のあたりまえを疑う本のお話でした。ぜひ一度観てみてね。

そういえば、ブログというのを知ったのも、宗先生の影響でした。どこでつながるか、わからないものですな。

 

では、また明日。

 

※宗先生のYouTube↓