次の日、茉由が寝ている間にカメラを持って学校へ行った。
現行犯を撮るために…

学校は施錠されているので、チャイムを押す。
「授業の見学に来ました」と、
教室では帰りの会が始まるところで、ざわざわしていた。

その時、Wは後ろから殴ろうと手を振り上げた。

ただ、デジカメはシャッタースピードが遅い(-_-#)

撮れなかったばかりか、クラス中の子がやって来て、Wのやるいじめを次々教えてくれる。

色鉛筆の蓋に、
『〇〇のパンツはプリキュアパンツ』と、マジックで書かれていた。

給食のマスクには
『でぶの〇〇のうんこたれ』と書いてある

このマスクをしながら、授業中に歌いながら立ち歩くのだ。

このマスクは一度、女の子がそっと盗んでにぃのポケットに入れてくれた為、証拠品はある。
担任は、呆然と立ち尽くしていた。
終礼後、詰め寄る私。

「子供達みんなが知っていて、教えてくれるのに、あなたは知らなかったとは言わせませんよ。」

担任は、自分からは何も言えないので、後から電話します。と
夕方、教頭から電話が来た。開口一番、
「お母さん、あなたがした事は学校への不法侵入ですよ!来校者名簿に記載されてませんね!勝手に写真を撮ったそうですね!プライバシーの侵害です。
訴えられても文句言えませんよ!」ときた…

プチッと怒りスイッチが入った
「はい~?今なんて言われました?訴えるならどうぞ、こちらも今の会話録音しています。証拠も色々有ります。
訴えるなら、何処でもどうぞ。ただし、こちらも対抗手段をとらせて戴きます。」

恐らく、教頭はちょっと脅せば私が引き下がると思っていたのだろう。

慌てて
「校長は今、来客中なので手が空き次第、電話させます。」と言って、電話を切った。

それから5分後に電話が鳴った。

続きます_(._.)_

昨日、茉由が
「学校にね、あのねボックスが置かれたんだよ。いじめられたら、紙に書いて入れるの。」

その言葉を聞いたとたん、7年前のいじめがフラッシュバックした…

悔やんでも、悔やみきれない母として失格の烙印を押された自分。

今でこそ、マンモス中学の生徒会長となり、充実した生活を送るにぃちゃん。

事の発端は、朝の高校生がいじめを苦に飛び降り、というニュースを聞いて
「僕、あの子の気持ちわかるなぁ、でも飛び降りは痛いよね。」

一瞬で空気が凍りついた!

な、何でそんな事言うの?と私
別に何でもないよ、行ってきまぁす。とにぃ…

スルー出来ない言葉だった。
その日、7ヶ月になる茉由を抱いて学校に行った。

運動会の練習の為、グランドに出て来る子供達…

その中の女の子達が私を見つけ「ねぇ、助けてあげて。痛い事いっぱいされてるょ、注意したら私もお腹蹴られた。」と。

案の定、見ていると明らかに担任の様子がおかしい。

私を見つけてからは、いじめるWの傍に張り付いている。

が、ダンスが始まると移動するのでその時見てしまった。

真剣に走るにぃの足を引っかけたのである。

間違いない、そういえばここ最近、
「茉由のお風呂大変だから、一人で入るよ。」って。

着替えも全部済ませてから、脱衣所を出てきてた。

下校したにぃの服を全部脱がせた、ショックだった…

背中、腰、お尻、太もも、体中青痣だらけなのだ、涙が溢れて止まらない…

青痣も酷いところは、内出血して腫れ上がっている。

嫌がるにぃを説得し、全てを写真に収めた。

ここからが、学校との一年にわたる闘いの始まりだった。

にぃ、小学2年の5月の事である

続きます
学校生活…特に今まで勉強をした覚えは全くない。

集団生活は苦手だった。
女の子同士手を繋いでトイレに行く、なんて考えられない。


休み時間はいつも男子とサッカーやドッジボールをしていた。

成績は5段階評価の(細かくいえば0.5刻みなので10段階評価)4.5か5。
期末テストはほとんどが満点だったので、先生が家まで持って来たのを覚えている。

ただ、コメント欄にはいつも協調性が無い、課題に気分のムラがある。と書かれていた。

3年の時、初めて担任になった先生(卒業まで変わらなかった)の子供が腸閉塞で亡くなったので、マラソンのご褒美に頑張った子に子供の為に買っていたという、世界文学全集をくれることになった。

欲しい(≧∇≦)と思った私は、雨の日も休み時間、朝登校、下校前、走り続けたのである。

勿論、クラスでは群を抜いて一位だった。

おそらく、先生は私の中に他の子と違う何かを感じたのだろう。
発達検査を薦められ、受ける事になった。

結果で教えられたのは、総IQが132あるということのみ。

当時は発達障害が浸透していなかった為に、この時スルーされてしまった…のが今日の苦しみに繋がっている、

あの時、もっと親が向き合っていてくれたら…

無理だな…弟が生まれ私は野放し、父は接待で家にはほとんどいなかった。