風で揺れる カーテンの間から
うす曇りの 今日が見える
散らかったおもちゃは 昨日の名残り
部屋を通りぬける 風は
少しの湿りを 置いていく
私?
私は今 ここに座っている
いいえ
ほんとうは 何処に座っているんだろう
幼いころの
母の膝の記憶がない
忙しすぎた両親は 子を抱く暇もなかったのだろう
母になった私
この膝に
ふたりの子の重みが 今も残ってる
雨 降るのかな
庭のアジサイが囁いた
雨 降るのかな
湿った午後には
過去の記憶が蘇る
