グラナダでたくさん見かけたこのマーク。
なんのモチーフでしょう??
足元も。
教会の飾りにも。
マンホールも。
なんだろう??
答えはコレです。
「GRANADAS」と書いてある果物、「ザクロ」です。
なんでザクロなのかは、グラナダの歴史にあるそうです。
グラナダは、元々はキリスト教徒たちの住んでいたところ。
↓
しかし、アフリカからイスラム教徒たちやってきて支配。
アルハンブラ宮殿を象徴とする、繁栄をしていました。
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しかし、イサベル女王が率いたキリスト教徒たちが一丸となり、
イスラム教徒を追いやり、再び取り戻しました。
この歴史。
殻が硬いザクロ(=イスラム教徒が支配していた時代)を、
パカーンと開かせた(=キリスト教徒の勝利!)ということだそうです。
車止めも、もれなくグラナダ。
相当血を流したであろう戦いの歴史。
イスラム教徒たちからすると「悲劇」
キリスト教徒たちからすると「偉業」
そんな歴史を、「ザクロ」がモチーフになっているところに、
イサベル女王の気品と威厳を感じます。
(大将が指揮とってたら、猛獣をモチーフにしそう…)
しかし、それを大々的に「グラナダ名物」として食べるというのは、
「その歴史があるからこそ、観光地として栄えた!」という
イスラム教徒たちの勝利宣言のように感じます。
考えすぎ??
グラナダのジェラート
サッパリした甘さで、おいしかったです♡
2つの思想が築いた「グラナダ」の街の歴史。
「アルハンブラ宮殿」を満喫できなくても(!!!)、十分に魅力的でした。